レムリア人の診断(思い出す)は不可能な理由

レムリア 診断

最近では、アトランティスやムーに続いて、レムリア文明をもとにしたヒーリング(レムリアンヒーリング)などが流行っているようです。

また、レムリア文明は現代の日本人とも密接な関係があるとも言われています。そうした過去世(過去生)にレムリアに生まれていた魂は「インディゴ・チルドレン」として特別な使命を持っているとか言われています。

しかし、私が思うに、「”レムリア”という名前の」伝説の文明や大陸はおそらく、古代においても存在しなかった確率のほうが高いのです。

目次

レムリア文明、レムリア大陸はなぜ有名になったか

キツネザルの分布から命名された”レムリア”

もともと、”レムリア”という名称がどこから来ているのか調べてみると面白いことが分かります。

アフリカのマダカスカル島に”レムール”というキツネザルがいるのですね。

レムール

ところが、レムールは、東南アジアに至るまでのインド洋に、近種の化石が発見されていることから、5000万年以前に巨大な大陸・文明が存在していたのではないかと、フィリップ・ラトレー・スレーターというイギリスの動物学者が学問的に類推、提唱したのです。

つまり、レムリアという名前はレムールというキツネザルの名前を元に、19世紀以降に作られた学術名なのです。

その後、20世紀に入ってからは、レムリア大陸説は「大陸移動説」と矛盾が生じるとして、学問的にも存在が疑われています。

ともかく、もしインド洋上に超古代文明が存在していたとしても、それはおそらく”レムリア文明”ではなく、別の名前であったはずです。

*ちなみに、レムリア大陸は太平洋上にあったという説もスピリチュアル業界にあるようですが、そうするとますます、「レムリア」という名称はおかしいということになりますね。

そういうわけで、レムリア人かどうかの過去世診断や、レムリアン・ヒーリングを施術することができる、と主張されるスピリチュアリストに、「それでは、レムリア大陸/文明の本当の名前を教えてください」と聞いてみたいのです。

診断ができるくらいなら、文明・大陸の名前くらいはご存知のはずですよね。

なので、疑わしいと思ったら、あなたもそのように聞いてみるといいですね、「本当の大陸名・文明の名前は何だったのですか?」と。

神智学からの言及で一挙に有名になった”レムリア”

さらに、神智学のブラヴァツキー夫人が主著『シークレット・ドクトリン』のなかで、レムリア文明の存在に言及したところから、この超古代文明の存在が一挙に有名になりました。

シークレット・ドクトリン

私は、そうした古代文明の存在を頭から否定するつもりはありませんし、プラトンなども著作で言及しているアトランティス大陸・アトランティス文明はおそらく存在していただろうと、私も思っています。

また、”レムリア”と現在呼ばれている文明に相当する文明、大陸は別の名称であるにせよ、存在していたのではないか、と私も類推はしております。

偉大な文明であっても、そこに住んでいる人々の思いと行いが神仏の心からあまりにかけ離れてくると、まずは地震・津波・疫病…などで警告が与えられ、それでも改まらない場合は、「大陸ごと陥没する」という事態になります。

一種の、作用反作用の法則と言ってもいいでしょう。

超古代文明信仰はあまり意味がない理由

私はそもそも、古代文明信仰はあまり意味がないと思っています。その理由を挙げてみますね。

理由①超古代文明の霊界はもはや存在していない

仏教で”色即是空 空即是色”という言葉がありまして、これはいろいろに説明することが可能ですが、一番簡単な説明としては、この世とあの世のエネルギーが循環しているという考え方です。

循環

*仏教学的にはなかなか”異端”な説明ですが、「突き詰めると」そのように考えられる、というのがネオ仏法の立場です。

*参考記事:色即是空 空即是色 の意味と違いは?-『般若心経』の悟りを超える新解釈

つまり、霊的パワーが集まるとこの世の世界にも現象化して現れることがあるし、逆にこの世の出来事が霊界に影響を及ぼすケースもあります。

  • 空(霊的エネルギーが)即是(すなわち)色(物質化して現象化する)
  • 色(物質エネルギーは)即是(すなわち)空(等量の霊的エネルギーに還元される)

ということです。

これは、パワー・エネルギーが次元をまたいで変換されたということなので、パワー・エネルギーの総量は一定である、という「エネルギー保存の法則」にも一致してくることにもなります。

前置きが長くなりましたが、

こうしたエネルギー保存の法則に照らし合わせると、この世において文明が消滅した場合は、該当する霊界も消滅することになります。

スピリチュアル的に私が観ている限りでは、そうした超古代文明の霊人たちはガイドたちも含め、(該当の霊界が消滅してしまったので)、地上に再度・再々度生まれて、また新しい文明圏の神様になっていると思われます。

ただし、相当に上級の神々(仏界クラス)であるならば、いまだに超古代文明の意識が残っているケースはあるでしょうね。

ただ、菩薩(天使)クラスまでの霊格では、地上で輪廻転生を繰り返しているうちに、記憶が上書きされていって、そうした上級の神々の意識にはついていけず、新しい文明の神々のもとで働いているはずです。

そうすると、「部下不在」ということになりますので、その上級の神々(如来)にしても新しい文明の個性で指導したほうが多くの人を導けるので良い、あえて古代文明の意識はあまり使う必要がない、という判断になります。

理由②個人の魂の記憶が上書きされている

これは上で少し説明してしまいましたが。

通常人(人界)〜天使(菩薩界)クラスの魂であれば、数百年に一度は、地上に生まれ変わってくることになります。

地上に生まれ変わってくるのは、その人の魂エネルギーの全てではなく、一部が生まれ変わってくることになりますが、そうした輪廻転生を繰り返していると、”一巡、二巡”してしまって、魂の記憶は上書きされていくことになります。

あるいは、魂に刻まれた記憶も、無意識/潜在意識の奥の奥に格納されていきます。

上書き

相当な霊能力をお持ちの方であれば、上書きされた記憶の奥の奥まで読み込むことも不可能ではないかもしれません。

が、そもそも、そこまで歴史と記憶を遡る必要性があるのか?という観点がありますね。

心の傾向・クセというのは、やはり、直近の輪廻転生のほうが影響が強いので、そうした魂のカルマなどを霊視するにしても、ここ数百年くらいの転生の記憶を読み込んでいくほうが良い情報が取れるのです。

したがって、一万年以上まで遡って魂の履歴を見ても(そもそもそこまで超古代の時代まで霊視ができる人はなかなかいらっしゃらないと思いますが…)、労多くして実り少ないということになってしまいます。

もっとも、アトランティスの話しをする人に限って、なぜか、直近(ここ数百年〜千年くらい)の転生の話が抜け落ちていることがほとんどで、これは、言葉はアレですが、やはり”趣味の領域”に入っていて、おそらく霊能力ではないと思います。

あるいは、霊人に指導を受けているにしても、その霊人が何らかの方便で「アトランティス人」を名乗っている、という可能性はあるかもしれません。

*この場合は、唯物論を砕く方便の一種だと思います。

「日本人はレムリア人の生まれ変わりだった」「日本人のルーツはレムリア人」などと主張するスピリチュアリストもいらっしゃるようです。

「レムリア」のところを”アトランティス”や”ムー”に変えても良いですが、いずれにせよ、これもあまり意味のない主張だと思います。

平均的な魂は数百年に一度は地上のさまざまな時代や地域に生まれ変わってきていますので、過去世においてアトランティスやムー、レムリアに生まれていても、それはごく「普通」のことであっても、ぜんぜん特別なことではないのです。

いずれにしても、数百年に一度生まれ変わりを繰り返していれば、1万年単位の記憶などは上書きされてしまいます。

それゆえに、タイトルにあるように、「レムリア人であったかどうかの診断」などまったく意味のないことであることがお分かりになると思います。

霊格が本当に高い人は、”呪術”ではなく”真理”を選ぶ傾向性がある

しかし、たいていはスピリチュアリストの、メサイアコンプレックスに起因していると思いますね…。指導している霊人もたいていは本物の(?)レムリア人というより、魔法界の住人だと思われます。

いずれにしても、レムリア、アトランティス、ムー、アヴァロン(アバロン)…など、ロマンをかき立てる面はありますし、それが本物のスピリチュアルへ目覚める一助になることはあると思うのですが、

あまり深入りしすぎるのもまた別の世界(呪術スピリチュアル)へ行ってしまうことになりますので、注意した方がいいですね。

結局、レムリア診断といい、ヒーリングといい、それに興味を持つ人の動機は、趣味的なものであったり、また、「超古代文明に自分は関係があったかもしれない」ということで、自意識の補強を図っているように思えるのです。

本当に霊格の高い人はそのような方向性を採りません。

レムリアン・ヒーリングを受けたり、レムリアンシード(記憶を呼び覚ますクリスタルの名前らしいですが)を持ってどうこうするというのは、結局は現世の安寧・安楽(恋愛、友情、人間関係、自己実現、運勢を上げる、など)に関心があるということであり、その根底には、人間の側が神的意思を左右するという、「自我中心の世界観」があるのです。

霊格が本当に高い人、霊格を本当に上げたいと真摯に願っている人は、「人間の都合によって神を動かす」のではなく、「自分が世界や神のために何ができるのか?」という、「神的実在中心の世界観」の世界観を選ぶ傾向があります。

これは、当サイト(ネオ仏法)で言うところの、「真理スピリチュアルと呪術スピリチュアルの違い」です。

  • 真理スピリチュアル:神的実在中心の世界観=「自分は世界や神のために何ができるか?」
  • 呪術スピリチュアル:自我中心の世界観=「神(スピリチュアルなパワー全般)が自分に何をしてくれるのか?」

こういう違いがあるのです。

*参考記事:真理スピリチュアルと呪術スピリチュアルの違い

呪術スピリチュアルの方に限ってまた天使とか女神とか言いたがる特徴があるのですが、(自己申告は勝手ですが)、呪術スピリチュアルではそうした天使や女神などの存在になることはできませんし、導きを受けることもできません。波動エネルギーの種類も高さも違うからです。

「アセンション」とか「5次元」とか、そういう言い方をする人もいますが、アセンションとか次元上昇というのは、外部の神秘的な力や時代のパワーで勝手になされることではありません。

ここでも、「主体性の原理」が働いておりまして、アセンション・次元上昇はまず個人のレベルで、自らの自助努力により、主体的になされるのが基本なのです。

呪術スピリチュアルの方々を霊界において導いているのは、やはり、魔術師・占い師などの呪術系の霊人です。本物の天使や女神はそうしたことに興味は持たないものです。

外部のスピリチュアルパワー、それがレムリアであれ、アカシックレコードであれ、龍神であれ、様々なものがありますが、それらの力によって、この世の運勢などを仮に前進できたとしても、それらはやがて過ぎ去っていきます。

この世とあの世を貫いて「持ち越すことができるもの」は魂に刻まれた主体的な「智慧の獲得と慈悲の実践」のみなのです。

ゆえに、過ぎ去っていくもののためではなく、過ぎ去らないもの、永遠なるもののために生きることが本当の意味でのスピリチュアリズムであり、これが真理スピリチュアルなのです。

本記事をきっかけに、ひとりでも多くの方が、神的実在中心の「真理スピリチュアル」に目覚め、ほんとうの意味で霊性向上の道を歩んでくださることを願っています。

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