スピリチュアルと経済をどう考えるか!?

有効需要
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全脳スピリチュアルであれば、「政治・経済」も分かる

なぜ、「全脳スピリチュアルであれば政治・経済」も分かるのか?

それは、以前の記事、「全脳スピリチュアルでなければ”現世利益”すら危うい理由」でも書きましたが、

全脳スピチュアルこそが、人間のあらゆる営みの根源になっているからです。

ゆえに、当然、

 全脳スピリチュアル→→政治・経済

という順序で派生していっているわけです。

もちろん、「政治/経済学者とか専門の評論家が解説しているような細かいところまで分かる」ということではないですけどね。

「コチラの方向へ行ったほうが良い」「それは辞めておいたほうが良い」「あ。それはどうかなあ?」とか、

大まかなところ、進むべき方向性はある程度、的確に言えるようになります。

*ただし、政治経済の概要くらいは掴んでおく必要はあります。苦手な人は、それこそ、池上彰さんの解説本などを読んで、「全体像」をつかめば良いですね。

例えて言えば、

会社の社長は、経理部長ほどに細かく経理部分を覚えているわけではないですが、「会社の進むべき方向性」という「全体の観点」から、

「来月あたり、借入を起こした方が良い」

などの判断ができるわけですね。

縁起の理法を経済に当てはめてみる

アベノミクスが始まった当初、

「金利を下げれば、起業も借入を起こしやすくなるので、設備投資が増える」「設備投資が増えれば、そこから波及する人々の仕事が増えることになるので(*ケインズ経済学的には「乗数効果」として説明されます)、給料も増える」

「給料が増えれば、物を買う人が増えるので、さらに需要が増える」「需要が増えるので、物価も上昇し、インフレ目標(ターゲット)も達成できる」

という好循環が説明されていました。

これ、一見、縁起の理法(原因と結果の法則)に適っているように思えます。

一応は、原因→結果、原因→結果、という順になっていますよね。

ところが、実際のところどうかと言えば、

政府の意図していた物価上昇率は一向に達成できる気配はないですし、実質賃金は民主党時代よりも下がっているという説もあります。

じゃあどうしてダメだったのか?

これはね、一番最初の、

「金利を下げれば、起業も借入を起こしやすくなるので、設備投資が増える」

というところが、縁起の理法に適っていないから、です。

少し商売をやった方ならお分かりかと思うんですが、

自分の事業で、設備投資・人材投資(什器類を整えたり、パートさんを雇ったり)をする場合、

「金利が安いから」という理由でやりますかね?

もちろん、金利が安いことは追い風であることは事実ですよ。

でも、

本当の動機は、

「需要が増えているから、設備投資・人材投資をする」というのが、本音じゃないでしょうか?

もっと砕いて言うと、

「お客が増えて、さばききれなくなっているから、もう一人、パートさんを雇うか」「調理用器具をもう1個増やすか」

という判断になるわけですよね?

つまり、

「金利が安いから、設備投資・人材投資をする」のではなく、

「需要があるから、設備投資・人材投資をする」というのが正解です。

  • 原因:需要がある
  • 結果:設備投資・人材投資をする

という順序ですね。

つまり、縁起の理法の応用が間違ってしまっているんです。

じゃあ、需要を増やすためには?という、さらなる「原因論」にいきます。

これは、「誰かがまず、お金を使う必要がある」ということになりますね。

でも、

個人も起業も財布の紐がカタイなら、誰がお金を使う??

それは、もう、

「政府が使う」

しかないわけです。

超大雑把に言えば、GDPの主体は、「個人・企業・政府」の3つですので、

個人と企業がお金を使わないのであれば、必然的に残りは、「政府」ということになります。

政府がお金を使うのは「公共投資」ですよね。

道路や橋を作ったり、補修したり、、というインフラ整備です。

実際は、「アベノミクス3本の矢」のうち、第二の矢は「拡張的な財政政策」ということで、謳われていたんですが、

このボリュームが少なすぎるんですよ。

先進国の平均値より、ずっと低いくらいです。

しかも、日本は災害大国なのに。

そういうわけで、縁起の理法的には、

「政府が財政出動する(公共投資を増やす)ので、そこから派生する仕事が増える」「仕事が増えるので、雇用も増え、給料も増える」

「給料が増えるから、モノを買う人も増える」「ゆえに、さらに需要が増えるので、企業も設備投資をする」

という順が正解だと思います。

需要を増やしていかなければいけないのに、「消費税を上げる」という、「需要にストッパーをかける」ことまでしてしまいました。

これも、

「消費税を上げれば、税収が増えて、財政赤字は縮小する」

という、”一見”、縁起の理法ですが、

実際は、

「消費税を上げたので、需要が滞り」「需要が滞るので、企業は設備投資を控え、給料も据え置き(あるいはリストラ)」

「給料が減ったので、モノを買う人が減り」「ゆえに、全体の税収も減る」

という、「”逆”縁起の理法」にハマってしまったわけです。

縁起の理法は、応用問題

こんな感じで、

「縁起の理法は、原因と結果の法則なんですよー」と言われて、

「ハイ、分かりました。」と言葉の上では簡単なのですが、

じゃあ、実際に、「政治経済に当てはめてみましょう」「生活に当てはめてみましょう」といったときに、

無限の応用問題になってくるわけです。

そして、そこで、各個人の「縁起の理法の理解度」が試されることになるんですね。

なので、真理は非常にシンプルに言うこともできるのですが、

それを現実問題に当てはめるときは、いろいろな応用問題が展開していくので、

「そこが腕の見せどころ」「修行課題」ということになります。

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