解脱– tag –
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仏教
三法印の究極の到達目標とは?- 三法印の発現段階と新時代の三法印
三法印については、「仏教であることの旗印」ということで、今までいくつかの記事で言及してまいりました。 仏教の旗印であるということは、すなわち、仏教が目指すもの、仏教の到達目標であると言えますね。 今回は、まずはストレートに「三法印とはそも... -
仏教
六波羅蜜と八正道の違いと共通点 – 一仏乗として同体に把握すれば良い
今回はタイトル通り、「六波羅蜜と八正道」の関係性について考察していきたいと思います。 仏教書を読むと、色々な解説がありますが、要は、 八正道:小乗(上座部)/内省的 六波羅蜜:大乗/実践的 というふうに、八正道と六波羅蜜を、小乗・大乗の対立軸... -
仏教
解脱したらどうなる? -「輪廻から抜け出す」は誤りである理由
今回は仏教および仏教学の中でも、最大級に理解ミスがあると思われる「輪廻転生と解脱」というテーマで語ってみたいと思います。 この「現脱したらどうなるか」問題は単なる「そういう解釈もありますか」というレベルの話ではなく、仏教を宗教として成立せ... -
仏教
解脱と涅槃の違い – 仏国土論としての涅槃まで見抜いていく
解脱と涅槃については、個人的には、仏教のなかで最も誤解されている概念だと思っています。 仏教書を何冊か読んでも、「解脱、涅槃とは何か、どうもスッキリと腑に落ちない」という方が多いのではないでしょうか? 上座仏教では、涅槃にほぼ近い概念で、”... -
仏教
上座部仏教(小乗仏教)と大乗仏教の違い – いかに対立は解消されるか?
異端認定で”正統”を絞り込んでくるキリスト教と違って、仏教はおおむね寛容な歴史を展開してきたと言えるでしょう。 異説が生じても論争はしますが、「まあ、それはそれで」ということで、袂(たもと)を分かっていくだけなのですね。 解釈の違いは歴史的... -
仏教
三法印と四法印の違い – 一切皆苦と涅槃寂静でどう違ってくるのか?
どの宗教でも、その宗教特有の特徴というものがあります。 仏教では、他の宗教(バラモン教や六師外道の教え)との違いを明確化するために、「これこそが仏教であるという印(シルシ)、旗印」として、三法印(さんぽういん)あるいは四法印(しほういん)... -
キリスト教/ イスラム教/ユダヤ教
仏教とキリスト教の共通点を抽出する – “違い”を総合するネオ仏法
仏教とキリスト教というと、比較宗教学的にも違いばかりが強調されていく傾向があります。 異なる文明圏を理解するためにはそれも肝要なことですが、一方、宇宙時代を迎えるにあたり、”地球”という単位の文明を構築していくためには、違いを乗り越えたベー... -
仏教
八正道における正しいとは何か?- 倫理の基礎づけとしての仏法
八正道は四諦(四聖諦)である苦集滅道の4番目、”道”に相応しますので、「苦を滅するための真理」「解脱に至るための真理」でありますね。 八正道は文字通りには、「八つの正しい道」と書きます。 …ということは、”正しさ”が苦を滅するための道であるとい... -
仏教
四向四果とは本当に仏説か?- 解脱の解釈に問題がある
悟りと、実在界(あの世)の構造論については、今までは、天台宗の十界説を援用してご説明してまいりました。 *参考記事;十界と十界互具 ー 仏教における”世界”の階層構造論 釈尊の時代では、世界の構造論としては、十界ではなくて、六道(地獄・餓鬼・... -
仏教
仏教は輪廻転生を否定していない – 解脱論のベースとしての輪廻
今回は、仏教は輪廻転生を否定したのかどうか?という論点で語ってみたいと思います。 「仏教 輪廻転生」でネット検索すると、「仏陀(釈迦)は輪廻転生を否定した」「輪廻は迷信である」との見解をブログ等で発表している方が何人かいらっしゃるようで、... -
『般若心経』の悟りを超えて
乃至無老死 亦無老死尽
前回の続きで、今回はシリーズ17回目です。*シリーズ初回からお読みになりたい方はこちらから→「般若心経」の悟りを超えて -①*『般若心経』全文はこちらから→祈り/読誦 乃至無老死 亦無老死尽 読み:ないしむろうし やくむろうしじん 現代語訳:(同様... -
『般若心経』の悟りを超えて
度一切苦厄 – 仏教の基本はセルフ・ヘルプ
【仏教の基本はセルフ・ヘルプ】 前回(照見五蘊皆空 – カント認識論よりすごい?”五蘊”)の続きで、今回はシリーズ6回目です。 *シリーズ初回からお読みになりたい方はこちらから→摩訶般若 – 仏教的グノーシスの経典としての『般若経』 *『般若心... -
テーラワーダ仏教批判
仏教と倫理を巡る問題 – 有漏善と無漏善についての考察
【福徳を積むことは解脱・涅槃に資さない??】 テーラワーダ仏教批判の第三回目です。 最近、『大乗非仏説をこえて: 大乗仏教は何のためにあるのか』(大竹晋・著)という本を読んだのですけどね。仏教に興味がある人にとっては結構話題になっている本であ... -
スピリチュアリズム//自己啓発
レイキはやめたほうがいい理由 – 現代レイキはとくに怪しい
レイキで検索するといろいろと目に飛び込んでくる、「誰でも1日で」とか「修行が要らない」というのは、この点からして可怪しいのですね。 レイキなどの場合、ヒーリングと称して、実際は、「お互いの憑依霊を交換しているだけ」とか、そういうケースが多いのではないかと思います。一言でいえば、これがレイキをやめたほうがいい理由なのです。 -
スピリチュアリズム//自己啓発
「新月満月の願い事」の怪しさ – ふわふわスピリチュアルからテイクオフする
軽薄な人間は運勢を信じ、強者は因果関係を信じる。(ラルフ・ワルド・エマーソン) 「今日は、新月なので◯◯でいましょう!とか、満月なので△△しましょう!願い事のチャンスです!」とか。そういう発信をしているスピリチュアリストがけっこう多いです。 ... -
スピリチュアリズム//自己啓発
現象界での成功と実在界での成功をLINKさせる
【「現象界での成功と実在界での成功をLINKさせる」ということは、本来の仏教的精神そのもの】 用語としては、現象界=この世、実在界=あの世、ということになります。 珍しいことを言っているようですが、実はコレ、本来の仏教的精神そのものなんです。 ...
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