憑依関連記事の続きです。笑
「憑依現象は日常茶飯事!?」
「憑依されているかどうか、どう見分けるのか?」
憑依を外す方法を知るためには、まず、憑依の原因を知らなければいけません。
その原因とは、当サイトで何度か申し上げている「波動理論」ですね。
すなわち、人間の本質はエネルギーであり、エネルギーは価値観や想いの性質によって一定の波動を持つ。そして、その波動が近い者同士が惹かれ合う、という法則です。
詳しくはコチラの記事をご参照ください。
→「生まれてくる意味と目的って何だろう? – ②波動理論」
ゆえに、憑依霊を外す方法は自ずと明らかになりますね。
つまり、自らの思いと行為を省みて、神仏の心に一致していない部分があれば、内省を行い、修正をかけていくことです。
キリスト教的に言えば、「悔い改める」ということです。
そして、心の波動を変えていけば、自然と憑依霊は離れていくことになります。
これがまず、王道中の王道です。
そのための内省の手段として、仏教では八正道という内省の方法があります。
参考記事:「八正道のアウトラインと構造、効能」
今回のテーマに沿った、心の波長を変えていく、ということで言えば、八正道では、大きくは「正思」の内容ということになります。
そして、正思では、伝統的には、「心の三毒」もしくは「六大煩悩」の点検をしていきます。
心の三毒とは、貪・瞋・痴(とん・じん・ち)と言われるもので、それぞれをご説明しますと、
- 貪…貪(むさぼ)りの心
- 瞋…怒りの心
- 痴…愚かな心
ということになります。
これもいろいろな記事で取り上げていますが、今回は、ちょっと別の視点から書いてみます。
貪瞋痴というと、「とりあえず並べてみた」という感じがしないでもありませんよね?
この心の三毒は以下のように整理すると分かりやすいです。
つまり、前提として、
痴…愚かさ、智慧のない状態があり
その結果、心の働きとして、
- 貪(過剰に惹きつけたいという執着が起きる)
もしくは
- 瞋(過剰に排斥したいという執着が起きる)
という理解です。
こういった、過剰な心がないか?そして、その前提として、どういった智慧が足りないのか?(痴の部分)を考えていくと、内省しやすいです。
過剰な心ってどうやって分かるの?ということですが、
分かりやすいのは、
「ふと気づいたら、ついあることを考えて悶々としていることは何か?」というチェックポイントです。
つい考えてしまう、ということは、執着になっているということですね、
そして、執着をするということは、自分の想いが一点を向いているということなので、それに応じた一定の波動を出し続けていることになり、憑依を招きやすい、という構造になっています。
仏教で、「執着を去れ」と説かれているのは、実践的な意味ではこういう理由です。
決して、浅薄な道徳的な理由だけで説いているだけではないんですね。
今回は、心の三毒について書きましたが、次回は、六大煩悩について書いてみますね。