十界論 ー スピリチュアルな出世の段階 – ⑦天国篇 – 天界

天界とはいかなる世界か?

十界論 ー スピリチュアルな出世の段階 – ⑥天国篇 – 人界」の続きです。

天界(てんかい)というのは、私たちが昔から漠然とイメージしているところの、「天国」だと思えば、間違いのないところであるかと思います。

キリスト教や浄土宗系で天国とか極楽という場合、実際は、ここの「天界に還ること」がターゲットになっているケースが多いですね。

視覚的には、

「人々が愛し合い、草花が咲き乱れ…」という牧歌的で明るい世界です。

もっとも、「現象界と実在界がパラレルである」という理論から行くと、現象界でIT機器などを使いこなして、かつ、天国的な心境であった場合、

実在界(今回で言えば天界)に還っても、そうした生活スタイルを維持することがあるでしょう。

あの世の情報というのは、地獄界にしても、「大昔から語り伝えられているイメージ」が大部分ですので、私たち現代人から見ると、ずいぶん縁遠い感じがすることがありますけどね。

実際は、この世の生活スタイルをあの世に持ち越していくケースが多いですので、

たとえば、修羅界であっても、未だに刀や槍で戦争をやっている人もいることはいますが(つまり、その当時の時代からずっと修羅界にいるということですね)、

現代人が修羅界に還ると、もっと近代的な兵器(これも実際はイメージ/象徴なのですが)で戦争をやっていたりします。

あるいは、「人を傷つけること」が修羅界の特徴であるならば、たとえば、SNSの書き込みでトラブルを起こすとか…、

こういう今現在の地獄的なあり様が、あの世の修羅界でも形成されている可能性は高いですね。

天界の下段界

天界についても、二段階くらいには分けて把握したほうがよろしいかな?と思います。

天界下段界は上述したような牧歌的なシンプルな世界です。

前回の記事で、「人界は精神性の目覚めがいまだ不十分」と書きましたが、天界においては、一定レベルの精神性をクリアしていることが条件になります。

どういう精神性か?と言いますと、これはキリスト教で言うところの、

  • 汝の主なる神を愛せよ
  • 汝の隣人を愛せ

という黄金律ですね、ここをクリアしているかどうか?が目安になると思います。
*もっとも、この2つの言葉を「黄金律」としているのはネオ仏法の解釈です。

もちろん、キリスト教的な色彩である必要はなく、イスラム教でも仏教でもいいいですし、あるいは、特定の宗派ではないけれども、「人智を超えた存在を信じて、敬意を払う」という精神性ですね、

そういう意味では、もっとシンプルに、「大自然に畏敬の念を持つ」とか、こうしたあり方でも広い意味で信仰心ですので、天界の条件はクリアしているのかな、と思います。

そうすると、天界の下段階に還る要件としては、

  • 人智を超えた存在を信じ、畏敬の念を持っている
  • 自分の周囲の人々に、無条件に優しく接することができる

という2点にまとめられることとなります。

この天界下段界はシンプルに視えて、実は現代人が見失いがちな価値観をしっかり保持している世界でありますし、

また、天界上段界以降の世界を狙うにしても、いつもいつも、「天界下段界はクリアしているか?忘れていないか?」というのが大事なチェックポイントになってきます。

物事はすべて、基礎があって初めて応用があるからです。

「基礎はマスターした」と思って、応用編に入っていっても、いつのまにか基礎が抜け落ちていることがあるのは、一般の世の中でもよくあることですよね。

イメージ的には、ふだん接する人々の中でも、「あの人、ほんとに良い人だよねー」と言われるタイプですかね。

特に、優秀である/何かに秀でているわけではないけれども、ひたすら善人である、というタイプの方が赴く世界だと思います。

天界の上段界

下段階については、「特に何かに秀でているわけではないけれど、ひたすら善人が赴く世界」と書きましたが、天界でも上段階に移行するに従って、「優秀性」が要求されてくるようになります。

というのも、霊格=智慧×慈悲 という公式から考えますと、
*参考記事:「生まれてくる意味と目的って何だろう? –⑤菩薩界へ還るための公式

優秀であるということは、具体的には「智慧が優れている」ということでありますので、当然、霊格も上がっていくことになるからです。

もっとも、「智慧」と言ってもさまざまな段階と奥行きがあります。

天界における智慧は、真理の奥の奥を見通す深い智慧まではいかないかもしれません。

むしろ、もっと身近で実用的な知恵、世の中の利便性や進歩に貢献するような知恵の段階だと思います。

そうすると、私たちがふだん接している人のイメージで行けば、「良い人だし、すごい人だよねー」と語られるような人ですかね。

善人であることをベースにしつつ、知恵があり、仕事もバリバリできるようなタイプ、具体的に実績を出せるタイプです。

霊界の人口は逆ピラミッド型になっておりまして、上の世界へ行けば行くほど人口は少なくなっていきます。これは会社組織でもそうなっていますね。

ただ、霊格が高い人は概してリーダーシップや影響力に秀でていますので、一人で多数の人に影響を与えることができる、指導ができる、という特徴を持っています。

なので、そこから敷衍して言えることは、

天界上段階における霊格の違いというのは、影響力や指導力の差である、ということになります。

まとめますと、天界上段階へ還る条件は、

  1. 広い意味での信仰心を持ち、善人であること(天界下段界をクリアしていること)
  2. 何らかの分野で優秀性を示すことができること
  3. 影響力やリーダーシップを発揮することができること

という3点が挙げられるのではないかと思います。

補論:悪魔は天界にいるか?

ちなみに、仏典では、釈尊の成道を妨げたマーラ、まあ悪魔ですね、マーラが天界(*他化自在天という世界)に存在する、という分類をしておりますが、これは、誤りです。

少なくともネオ仏法的には認めることはできません。

波動理論に則れば、波動が精妙であるほど上の世界へ行き、波動が粗雑であれば下の世界へ行くことになります。

したがって、マーラ(悪魔)が天界に存在するということはありえません

おそらくは、多神教にありがちな発想、

すなわち、「ちから(パワー)があれば、それは人智を超えた存在で偉いんだ。ゆえに、高い世界にいるのではないか?」という素朴な発想から来ているもので、

伝承・口伝の過程で、間違って仏典紛れ込んできたのだと推定しています。

そして、天界最上段階へ

さて、

天界は上へ行けば行くほど、物質的な属性を離れた世界になっていきます

仏教では、三界(さんがい)という区分の仕方もありまして、三界とは、欲界・色界・無色界(よくかい・しきかい・むしきかい)の3つです。

天界では、これら3つの世界がすべて揃っています。

興味のある方は、これらの分類を調べてみるのも一興かと思いますが、

要は、

「欲界→色界→無色界と進むにつれて、物質的属性を離れ(執着から遠ざかり)、精神性の比率が高くなっていく」というあたりの理解でよろしいかと思います。

精神性の高まりというのは、つまりは、奥深い真理へ接近していくということでもありますが、

この段階は、天界より上の「声聞界・縁覚界」の項目でご説明いたします。

最後に、大事な論点をひとつ挙げておきます。

天界については、「相対観が強くなる傾向がある」ということが言えると思います。

どういうことかと申しますと、

知恵の高まり、指導力・影響力で霊格が決まるということは、すなわち、「自己実現欲求とそれに伴う競争意識が高まる」という傾向がでてくるのですね。

ここのところで、「優秀である/優秀でない」「理想的である/理想的でない」といったふうな”相対観”に悩む時期にさしかかる側面があります。

この論点については、

仏法・真理の探求と、神経症的ジレンマ」などの記事で書いておりますので、よろしければご参照ください。

続き→→「十界論 ー スピリチュアルな出世の段階 – ⑧天国篇 – 声聞界・縁覚界

 

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