四諦八正道– tag –
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七仏通戒偈 (ダンマパダ)にみる仏教の本質 – 仏法こそが倫理の基礎
七仏通戒偈は「しちぶつつうかいげ」と読みます。 釈尊を含めた過去の七仏を通じた普遍的な仏法をを短い偈にまとめたものを言います。「仏法とは要するに、こういうことなんですよ」ということが端的に分かるようになっています。 今回はダンマパダに見ら... -
解脱と涅槃の違い – 仏国土論としての涅槃まで見抜いていく
解脱と涅槃については、個人的には、仏教のなかで最も誤解されている概念だと思っています。 仏教書を何冊か読んでも、「解脱、涅槃とは何か、どうもスッキリと腑に落ちない」という方が多いのではないでしょうか? 上座仏教では、涅槃にほぼ近い概念で、”... -
上座部仏教(小乗仏教)と大乗仏教の違い – いかに対立は解消されるか?
異端認定で”正統”を絞り込んでくるキリスト教と違って、仏教はおおむね寛容な歴史を展開してきたと言えるでしょう。 異説が生じても論争はしますが、「まあ、それはそれで」ということで、袂(たもと)を分かっていくだけなのですね。 解釈の違いは歴史的... -
心無罣礙
前回の続きで、今回はシリーズ23回目です。 *シリーズ初回からお読みになりたい方はこちらから→「般若心経」の悟りを超えて -① *『般若心経』全文はこちらから→祈り/読誦 心無罣礙 読み:しんむけいげ 現代語訳:心にひっかかりはない 罣礙(けいげ)は... -
般若心経は”やばい”功徳がある?
お経の読誦・写経の功徳について 仏教のお経は、建前上、すべて仏説ということになっていますので、少なくともインド起源の原典であるはずです。 まあでも、これはやはり建て前であって、何かしら根拠があるにせよ、西域や中国などで編纂されて「仏説」と... -
八正道の順序と覚え方のコツ – 中道の実践とはなにか?
八正道について解説している書籍やブログは山のようにありますが、そのほとんどは、8つの項目を列挙して解説をする、という体裁になっております。 八正道が覚えづらくなっている原因は、8つの項目それぞれの関係性についての理解が足りないからなのです。...
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