こちらのコーナーでは、記事中に紹介している書籍とはまた別の観点からネオ仏法オススメの書籍を紹介します。
記事中では、おもに「参考書籍」という位置づけで紹介していますので、学術的過ぎる面があるなど、特に初心の方が読むには適さないものもあります。
単に「参考になる」という観点だけではなく、「魂の肥やしになる」「霊性進化に役立つ」という観点から、ご紹介していこうと思います。
人間の生命は永遠です。であるにも関わらず、世のベストセラー本などはせいぜい「この世の自己実現に役立つ」といった本がほとんどなのです。
私たちは、過ぎ去っていくものではなく、過ぎ去らないもの、永遠に持ち越していくものにこそ<執着>をすべきではないでしょうか?
そのためにみなさんに役立つと思われる書籍をピックアップしてみました。
仏教
『新釈尊伝』 (渡辺照宏著)
けっこう古い本です。釈尊の伝記については色々な方が書いているにも関わらず、なぜわざわざこの古い本をお勧めするのか?
渡辺照宏氏は当時、唯物的仏教学全盛の時代にあっても(今もそうですが)、霊の存在・釈尊の奇跡なども前提として話を進めていらっしゃいます。同時代の同調圧力に屈しない強靭な精神力と言えるでしょう。また、著者自身の悟りが高く、言霊も強いです。
「とりあえず釈尊の生涯・教えを概観したい」という方にお勧めの一書です。
『阿含経典による仏教の根本聖典』(増谷文雄著)
仏教(原始仏教)の基本教説を経典ベースで学びたいという方にお勧めしたい本です。
阿含経典が、仏陀の生涯順、説法の種類、などに分類されていて、理解しやすいです。
ネオ仏法の仏教カテゴリを読んでいる方であれば、スイスイ頭に入ってくるでしょう。
また、翻訳も格調高いです。
キリスト教/イスラーム/ユダヤ教
とりあえずやはり聖書は1冊持っておきたいものです。「新共同訳」や読みやすく、また、引用などでもよく使われています。
旧約聖書・新約聖書が1冊にまとまっています。
中型版は重すぎず、文字も小さすぎず、でバランスが良いです。
新共同訳に慣れたら、本音としては、格調高い文語訳聖書にチャレンジすることをお勧めしたいです。
哲学・思想
『幸福論1』(カール・ヒルティ著)
私が「無人島へ持っていく一冊」を選ぶとたら、この本…かもしれません。*第三部まであります。
キリスト教の信仰をベースに深い人生論・幸福論へ到達しています。座右において、何度も読み返すタイプの本ですね。
また、思索的なだけでなく、「仕事のコツ」「神経症の克服」など、現実的なアドバイスもかなり良いです。