ネオ仏法とは

目次

ネオ仏法とは

ネオ仏法は、仏教的精神を基礎にしてはいますが、いわゆる「仏教」に限定されるものではありません。宇宙を貫いているところの永遠の真理を「仏法」と呼びます。

その仏法を新時代(地球時代・宇宙時代)に適合できる法としてアップデートを行い、世界の主要な思想・宗教・スピリチュアル・哲学を弁証法的に総合することを目指しています。

弁証法的に総合することによって、各思想・宗教・スピリチュアル・哲学はその個性の本質部分を存続させたまま、かつ、争いではなく「切磋琢磨」というかたちで手を携えていくことができる、と考えています。いわば、地球レベルでの「絶対矛盾的自己同一」です。

一言でいえば、「諸宗教・哲学・思想を総合する新時代のスピリチュアル現象学」これがネオ仏法です。

また、政治・経済・経営・心理・学問・芸術…など、あらゆる人間の営みは、「仏法の現象世界における具体化作用」であると捉えます。

ゆえに、まず仏法がベースとしてあり、その枝分かれとして政治・経済・芸術…などの各分野がある、という位置づけです。

ネオ仏法では、仏法のアップデートのための基礎理論を構築し、かつ同時に、その理論が新時代における各分野・領域の基礎づけ・方向付けともなるようにする、という射程距離を構想しています。

具体的には、たとえば、

  1. 小乗仏教(正)→大乗仏教(反)→ネオ仏法(合)という順序で弁証法的に総合し、真の意味での仏教のアップデートを行う
    *仏教のアップデートを謳っている学者・僧侶は幾人かいらっしゃるようですが、成功しているように思えません。
  2. ネオ仏法の観点から、キリスト教/イスラム教のアップデートを行う

という順をとります。

これが成功すれば、世界の三大宗教は戦争ではなく、切磋琢磨の原理によって、各個性を活かしながら共通の理想、「地球の仏国土化」に邁進していけるようになります。 *霊的次元(あの世)・物理次元(この世)の両次元にまたがった仏国土化です。

ネオ仏法は、そのための理論的ベースを提供していきます。

その一例として、たとえば、「仏教とキリスト教の共通点を抽出する – “違い”を止揚するネオ仏法 」などの記事をご一読くだされば幸いです。

ネオ仏法の<神仏>理解

ネオ仏法で言うところの「根本仏」は歴史的釈尊(釈迦牟尼仏)の法身(ほっしん/本質部分)が、地球的磁場において、たとえば「阿弥陀仏」などといった報身(ほうじん/人格をもった仏)として顕現し、かつ、キリスト教・イスラム教の(大文字の)GODでもある、という神仏理解をします。

つまり、キリスト・イエスが「わが父」と呼んだ存在と、イスラム教における「アッラー」は同一の存在であり、その”人格的至上神”がすなわち、阿弥陀如来である、という理解です。

西欧/中東的な文脈では、ネオ仏法では「エロヒム」という呼称も採用しております。つまり、

阿弥陀仏=天にまします父(エロヒム)=アッラー

という理解です。

ただし、こうした人格を持った存在は、あくまで人間と応答ができるように仮に顕現したという意味での至上神であり、真なる意味での至上神は人格を超えた宇宙の理法そのもの、法身としての存在であると理解しています。

法身仏としての釈迦牟尼仏は、『法華経』で言うところの「久遠実成(くおんじつじょう)の仏陀」であり、『華厳経』の教主「大毘盧遮那仏(だいびるしゃなぶつ/マハーヴァイローチャナ)」であり、密教的には「大日如来」と呼ばれています。

こうした一なる法身仏が、人格神あるいはその受肉(仏教的には、報身・応身)として、各地域・各時代に応じてさまざまに物理次元(この世)および霊的次元(あの世)に顕現している。

これは、”存在としての対機説法”であるとも言えます。

もちろん、天上界にはさまざまな高度な霊存在があります。キリスト・イエス、ムハンマドももちろんそうです。日本では、天照大神もいらっしゃいます。

ただそうした存在も、大元をたどっていけば、すべて法身仏の理想の実現のための働きをしており、またさらに、それら仏陀・救世主的存在の補佐役として、諸菩薩・諸天使がおります。

その諸菩薩・諸天使がさらに、おのおの「神」と呼ばれることもあるため、「神概念」に混乱をきたしているのです。

仏や神がさまざまな名称を持っているのは、同一の神・仏が時代や地域・風習・民族によってさまざまな名称で呼ばれ、理解されていることがあるのが理由の一つです。

これは、J・ヒック(著書『宗教多元主義』など)の「宗教多元主義」の思想とほぼ軌を一にします。

代表者紹介

プロフィール

筆名:高田祥(たかだ・しょう)

*お気軽に、お友達申請、フォローなどしてくださいね。

  • 1967年神奈川県生まれ、聖光学院中学・高等学校を経て早稲田大学法学部卒。
  • アマチュア宗教哲学者として参究を深めるとともに、企業経営にも携わり、代表取締役就任以来26期会社を存続させ黒字経営を続けている。
  • 投資家、歌人としての側面も持つ。
  • 妻と娘の3人家族+猫3匹、で暮らしている。
  • 趣味:読書(3千冊程度読破(2023/03/04現在))、音楽鑑賞、カフェ巡りなど
  • 好きなアーティスト:マーラー、ビートルズ、ジェフ・ベック、Perfumeなど

ミッション

「ネオ仏法」で、

  1. 新時代・未来社会にも適合する真理の体系を理論的に再構築し、後世への遺産にすること
  2. ひとりでも多くの方を、自利利他の実践をする広義の菩薩(天使)へと導くお手伝いをすること

そして、自らは大乗仏教で言うところの”菩薩”たらんとして修行中の身です。神智学で言うところの、マイトレーヤー、これはブッディ界(仏界)のひとつ下の存在ですが、その霊流を引いた個性だと自己認識しています。

目次