イノベーションを自らに内包させ、永続的な成功を手に入れる!

イノベーション
目次

成功が失敗のもとになり、失敗が成功のもとになる

「成功が失敗のもとになり、失敗が成功のもとになる」とはよく言われることではありますが、

これを「自分ごと」として自覚できているひとが少ないように思えます。

僕は、物販も含めていろいろとコンサルティングをやらせて頂いておりますが、

伸びる人/伸び続ける人は、むしろ初心者か、あるいは「過去の成功体験を捨てられる人である」という特徴があります。

特に、過去に成功体験がある人は、「今までのやり方」に固執する傾向があり、それが、「今後の成功」を阻害しているケースが多々あるように見受けられます。

それは、「今までこの方法論で成功してきたんだから」ということと、「自分は過去、成功してきたんだ!というプライド」ですね、これをなかなか捨てれれず、

結果、新時代というか、新しいステージ(段階)での勝負に勝てない、という事態に陥るんです。

日本史でよく言われる例が、太平洋戦争の失敗の原因のひとつである日本軍の「大艦巨砲主義」です。

日露戦争(1914年)の日本海海戦で歴史的大勝利を収めてしまった快感が忘れられずに、

日本軍は、太平洋戦争下において(すでに空母を中心とした航空隊を編成できているにも関わらず)、相も変わらず、「艦隊決戦」に固執したきらいがあります。

一方、アメリカ軍は、日本の空母やゼロ戦を見て、「これからは空母中心の時代に入る」ということで、すぐさま切り替えを行うことができたわけです。

こうした柔軟性の違いですね。

歴史であるとか、他人の例を挙げるとよく分かるのですが、「自分ごと」となると、とかく「例外である」と思いがちであるのが人間の性(さが)です

イノベーションを自らに内包させる

「イノベーション」という言葉は、オーストリアの経済学者であるシュンペーターが唱えたものです。また、P.F,ドラッカーなどもよく使っています。

「体系的廃棄」とか、「創造的破壊」とも訳されていますね。

ビジネスにおいても、導入期→成長期→成熟期→衰退期という成長曲線がありますが、これは個人の自己実現についても同じことが言えると思います。

成熟期から衰退期にかけて、「過去のやり方」「過去の成功体験」に固執していると、次の成長曲線を描くことができず、そのまんま「衰退期」にはいっていくことになります。

そのために、イノベーションが必要になってくるわけです。

「体系的廃棄」「創造的破壊」などやってしまったら、もったいない!!と思われるでしょうか?

いやいや、

「廃棄」をしようが「破壊」をしようが、「本質」は残るんですよ。ここがポイントなんです。

本質は文字通り、本質であるがゆえに、いくら捨てようとしても残るんです。

イノベーションをかけることによって、「本質だけ」を残し、身軽になるんです。

そして、身軽になることによって、新しいものを受けれる器が準備ができてくるわけです。

これ、僕は「断捨離」の本質だとも思っています。

イノベーションを阻害しているもの

イノベーションを阻害しているものは、「プライド」です。仏教的には自我意識のひとつ、ということも言えるかと思います。

釈尊の菩提樹下の悟りに「十二因縁(じゅうにいんねん)」をいうものがあります。

*参考記事:「十二因縁(十二支縁起)と業(カルマ)

要は、

無明(むみょう・智慧のない状態があって)→行(ぎょう・それに基づく行いがあって)→識(しき・生まれ変わりの”核”ができる)

という順序になっているわけですが、

この、「識」(あるいは、十二因縁の中の「有」(う))の状態になってしまうと、考え方などがガッチリと凝り固まってしまって、頑固になってしまうんです。

早い人だと、20代後半からそういう状態になってきます。

そして年をとっていくほどに、「自分はこうなんだ」という認識を変えることができなくなってきます。

それは、ある意味での「心の安定性」にもなってはいるのですが、

同時に、「これ以上、自分を変えられない」ということで、さらなる永続的な成功の阻害要因になってきます。

そういうわけで、「識」もしくは「有」に凝り固まるのを防ぐために、「自らにイノベーションを内包させる」ということが大事になってくるわけです。

まあ、ひらたく言えば、「変化をおそれない心」ということですね。

ぜひ、「もっともっとイノベーションをかけられないか?」「プライドが邪魔をして、発展を阻害していないか?」考えてみてくださいね。

広告

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

【菩薩になる方法】無料プレゼント

関連記事

コメント

コメントする

目次