ボディブロー的時間を確保する重要性ー発想編

ブログやメルマガを更新していると、
だんだんネタ切れになってきたりしますよね。

はじめは勢い込んで書いていたけど、
だんだん書くことがなくなり、
似たような記事ばかりになってしまう。

これはね、やっぱり”素材”不足になってるのかなー、
って思います。

私小説って誰でも1冊は書けるけど、
2冊目、3冊目になると、だんだん書くことがなくなる、
ということが言われています。

要は、経験だけに頼っているとネタ切れになるんですね。

発想というのは、わりあいに異質な知識Aと知識Bが
化学反応を起こして、発想Cが出来上がる、という
過程を辿ります。

そのために、新しい知識を常に補充しておく
必要があるわけです。

ところが、異質な知識Aと知識Bって、
ある程度、寝かせておかないと発酵しないんですね。

すぐには、発想Cにならない。
発酵のための時間が必要。

ゆえに、今すぐ必要な知識ではなくても、
自分のライフワーク・専門知識に関するもの、
あるいは全く関係のない知識、を
1日の一定の時間を使って取り入れていく
ことが重要なんだと思います。

でもこれ、重要なんだけど、緊急なものではないんですね。

そうすると、どうしてもそうした読書時間が後回しに
後回しになってしまい、結果、「今すぐ必要な知識」
だけの吸収になってしまうんです。

そして、知識Aと知識Bの発酵なんて永遠にできない…
というスパイラルに入ってしまいます。

下図は有名な、『七つの習慣』(スティーブン・コヴィー著)
の第三の習慣、「重要事項を優先する」で引用されている図、
「時間管理のマトリックス」と呼ばれる図です。

juuyoujiko

この図のなかでポイントは、第二領域になります。

「重要度は高いけど、緊急度が低い」という領域ですね

緊急度が低いゆえに、つい後回しにしてしまう。

結果、いつもいつも僕らは、重要度よりも、
緊急度を優先して時間を使いがちになります。

この時間管理のマトリックスは、今回のテーマである
「発想C」をどう作り出すか、ということ以外にも
重要なテーマで応用できますので、他の記事でも
書くつもりです。

結論的には、

・緊急でないけど重要な知識吸収に1日の一定の時間確保する
・時間確保は「余ったらやろう…」ではなくて、予め時間を天引きして確保する

ということが大事かと思います。

要は、こういった新知識吸収に一定の時間を確保することが、
タイトルにしたように、”ボディブロー的に”、のちのち効いてくるんです。

手前味噌ですが、僕はたまーに、
「よくそんな重量級の記事を毎日書けるもんですね」
と驚かれるのですが。

正直、もっともっと書けます。
というか、いくらでも書けます。

ただ、この濃度の記事を毎日数記事アップしても
読む方に負担をかけるだろう、と思って1記事程度にしていますが。

これって、「高田さんは潜在意識のちからを使えるからでしょう」
と思われるかもしれません。

それも否定しませんが、やっぱり僕は相当な量・種類の本を読み、
読むだけじゃなく、瞑想して考えたり、一部は実践したりしているせいだと思います。

毎日、記事を書いていても、
おそらく、僕は持っている知識の100分の1も使ってないと思います。

実践、とはよく聞きますが、実は、瞑想がすごく大事です。

瞑想と言っても、べつに仏教的な瞑想でなくてもいいんですが、
要は一定の静かな時間をとって、書かれてある内容について自分なりに
考える時間ですね。

仏教ついでに述べておきますが、
仏教では智慧の習得段階を”三慧”(さんえ)
と呼びます。

三慧とは、

 聞慧(もんえ)→思慧(しえ)→修慧(しゅうえ)

の三段階を指します。

  1. 聞慧は、聞いて知識を得ること。
    これは読書も入ります。
  2. 思慧は、得た知識について思考する。
  3. 修慧は、知識を実践に移す

 ということです。

この2番目の、思慧のところですね、
これが意外に語られないところで。

たくさん本を読んでいる人でも、
書いてあるものを読むと、なんだかつるつる
して新鮮味がない、という場合、
たいてい、思慧が不足しているかと思います。

この記事で言えば、『七つの習慣』を読んだのがおよそ5年前、
三慧について勉強したのがおよそ20年前だったかと思います。

その二つの知識が化学反応を起こして、20年目にして、
「発想Cの発酵過程とは」というテーマになってるんですね。

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