六波羅蜜– tag –
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仏教
無住処涅槃とは何か? – 菩薩は究極の自由を得ている
仏教とりわけ仏教の深層心理学ともいえる唯識派では、涅槃にも4種類あるとしています(四種涅槃)。 そのなかの一つが、菩薩が目指すべき涅槃である「無住処涅槃(むじゅうしょねはん)」です。 今回の記事では、無住処涅槃を手がかりにしながら、「菩薩は... -
仏教
唯識とは何か?ー 簡単に分かりやすく解説バージョン
唯識(ゆいしき)は中観派の「空の思想」と並んで、大乗仏教教学の二大潮流のひとつです。 と言っても、中観派と対立するものではなく、むしろ、「空の思想」を新たに再解釈したものなのですけどね。 ともあれ、「唯識三年、倶舎八年」と言われるほど、理... -
仏教
六波羅蜜の実践 – 布施〜般若のダイナミクスで仏国土は成就する
六波羅蜜(ろくはらみつ)は六波羅蜜多(ろくはらみた)、六度(ろくど)とも言いまして、仏陀になることを目指している菩薩の主要な修行課題とされています。 この世の成功はすべて過ぎ去っていきます。来世まで持ち越せるのは心だけですので、「心の成功... -
仏教
六波羅蜜と八正道の違いと共通点 – 一仏乗として同体に把握すれば良い
今回はタイトル通り、「六波羅蜜と八正道」の関係性について考察していきたいと思います。 仏教書を読むと、色々な解説がありますが、要は、 八正道:小乗(上座部)/内省的 六波羅蜜:大乗/実践的 というふうに、八正道と六波羅蜜を、小乗・大乗の対立軸... -
仏教
上座部仏教(小乗仏教)と大乗仏教の違い – いかに対立は解消されるか?
異端認定で”正統”を絞り込んでくるキリスト教と違って、仏教はおおむね寛容な歴史を展開してきたと言えるでしょう。 異説が生じても論争はしますが、「まあ、それはそれで」ということで、袂(たもと)を分かっていくだけなのですね。 解釈の違いは歴史的... -
『般若心経』の悟りを超えて
行深般若波羅蜜多時 – 六波羅蜜多の実践スパイラル
六波羅蜜多(ろくはらみた)は菩薩の修行 前回(観自在菩薩 – 観音菩薩と観自在菩薩の違いとは?)の続きで、今回はシリーズ第4回目です。 *シリーズ初回からお読みになりたい方はこちらから→摩訶般若 – 仏教的グノーシスの経典としての『般若経』 *... -
『般若心経』の悟りを超えて
波羅蜜多心経 – 般若の智慧の心髄(エッセンス)が『般若心経』
波羅蜜多は”到彼岸”もしくは”完成” 「『般若心経』の悟りを超えて」シリーズ第2回目です。 前回(『摩訶般若 - 仏教的グノーシスの経典としての『般若経』)は、タイトルの「摩訶般若波羅蜜多心経(まかはんにゃはらみたしんぎょう)」のうち、「摩訶般若... -
哲学/思想
下手なスピリチュアルより、ストア哲学をお勧めしたい。
「下手なスピリチュアルって何よ?」とツッコミが来そうですが(汗)、 実際のところ、「正当なスピリチュアル」であっても、それに接する人の心境/状況によっては、「スピリチュアル離れ」をしたほうが良い、と感じるケースがあります。 これは僕だけの感...
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