ご質問
「ツインレイ 、男性性・女性性 」が気になります。 今世のテーマに関連あるからでしょうか?(T・Kさんからのご質問)
ツインレイについての高田の見解
ツインレイというのは、スピリチュアルのなかでも、比較的、最近の用語ですね。昔風に言えば、「赤い糸」の現代版かな、と思います
生命というのは、すべて大宇宙の根本エネルギー(それを宗教では、根本仏、根本神と読んだりします)の巨大なエネルギーから分化してきたものです。
ゆえに、そういう意味では、あらゆる生命は兄弟である、と言えるんですね。
そうは言っても、下図のように、
根本仏
↓ ↓
A B
⇣ ⇣ ⇣ ⇣
C D E F
CさんとFさんよりは、CさんとDさんのほうが同じAさんエネルギーから分かれてきたので、「より縁が深い」と言うことはできますね。
①生命体は本来エネルギー体であって、男女の区別は便宜的なもの
永遠とも思える転生輪廻、魂修行を経て、ずーっと高次元のエネルギー体へ進化してくと、次第に人間ではなくなる段階へと入っていきます。
そこまでいくともう男性・女性という人間的な属性からは離れていくことになります。
したがって、「魂の最終目的はツインレイに出会うこと」というのは、実在界の成り立ちから想像するに、あまりに目的が小さすぎるように思えます。
出会うために別れてきたのであれば、そもそも別れる意義がないですしね(アートとしてはロマンチックかも、ですけど)。
ツインレイが同性同士であるとしてもやはり同様です。
②守護霊(グループソウル)理論から考えてみる
人間が地上に肉体を持つときは、自分の全エネルギーではなくて、一部のエネルギーを使って地上に降りてきます。
残りの部分は霊界(潜在意識)に残してくる。その残りの部分(何人かおります)を守護霊とか守護神とか呼んでいるわけです。
そういう意味では、一番縁が深いのは、自分自身の魂グループ(グループソウル)のメンバーです。
ただ、グループソウルのメンバーが同時に地上に降りてきて・・・というのがまずありえないですし、仮に男女に分かれて生まれてきて、結婚をすると「近親相姦」みたいになってしまいますから、この点から見てもおかしいですね。
③高度情報化社会で、グループソウルの組み換えも起きている
現代のように様々な、膨大な量の情報に接することができる社会では、もとが縁のある魂であっても、ほんの数年で価値観が違ってきてしまうことが多いです。
地上で離婚が多くなっているのもそうしたことが原因のひとつです。
霊界においても、グループソウルのメンバーの入れ替えも一部、起きているようです。
メンバー同士で価値観があまりにもかけ離れていると、本来一つのエネルギー体というアイデンティティが共有しにくくなっているんですね。
自分自身のグループですらそういう状況なので、ましてや、遠い過去に同じエネルギーから陰・陽として分化してきた、つまりツインレイ的な魂があるとしても、気の遠くなるほどの回数の転生輪廻をこなしているうちに、価値観が相当に違ってくると考えられます。
また、男に生まれるか女に生まれるか、も変わってしまったりしますので、そういう意味でも、原初の一番縁がある魂だからといって、永遠に一番縁がある、という理論は無理があると思います
男性性・女性性について
上記でも述べましたが、魂は地上に生まれる前に、男性として生まれるか女性として生まれるか、ある程度の選択の余地があります。
もちろん、「ほとんど女性として生まれている」とか「ほとんど男性として生まれている」というケースも多いですけどね。
それにしても、一度や二度ならず、異性として生まれることがあります。これは魂としての経験値を増やす目的もありますし、カルマの刈り取りの場合もあります。
このように気の遠くなるような転生輪廻の過程では、男性に生まれたり女性に生まれたりしておりますので、誰しも、男性性・女性性の両方を持っております。その割合は人によって違いますけどね。
ちなみに、たとえば、ほぼ男性で生まれていたのに、何らかの事情で今世は女性に生まれた、という場合、いわゆる「肉体と自己の性別意識の不一致」が起きるときがあります。これが「性同一性障害」の原因です。
ただ、そうであっても、自分で性別を選んで生まれてきた、という事情を鑑みると、性別の不一致を感じたとしても、今世は今世で今の性別で頑張ったほうが良いんですね。
単に反対側の性に移行するためだけに人生を使ってしまうのはもったいないです。次回の人生で、また好きな性別は選べますしね。
T・Kさんは私が観る限りでは、ほぼ女性の魂だと思いますよ。美や愛、スピリチュアルに関心があるのも女性に多い特徴です。
ただ、男性性的な知性・理性の部分を伸ばしていくと、もっと総合的な魂に進化していけると思います。
今、そうした「ツインレイ、男性性・女性性」に意識が向かっているのは、魂としてのバランス感覚・総合力を今後、どのように進化させていくべきか、という課題意識から来ているのだと思います。
参考記事:「ツインレイ、ツインソウル、ツインフレームなど考えないほうが良い」
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