知と愛

『知と愛』
と言えば、同名の小説がヘルマン・ヘッセ作でありますね。

大学時代、ヘルマン・ヘッセだけを読みまくっていた一時期がありましたが、
つくづく繊細だったのだな、と。笑

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ここしばらく、集団的自衛権やら憲法改正問題やらで、
「あれかこれか」の意見がSNSでも飛び交っていました。

それらの投稿やシェアを見るにつけ、
やはり、知と愛の関係は押さえておかければいけないな、
と思った次第です。

当サイトの記事では、何度も、
智慧×愛=仕事量
という公式を提示しておりますが。

これは結局、いくら愛の想いが純粋であっても、
智慧、知のところで躓いてしまうと、
愛が大きければ大きいほど、結果的には、
愛とは正反対なものを呼び込んでしまう危険性がある、
という逆説が出てくるんです。

現代日本の問題としては、有り体に申し上げると、
やはり国防の問題ですね。

太平洋戦争の敗北の痛手が、日本人の集合意識に、
いまだにがん!と根を張っております。

痛手というのは、GHQによって植え付けられたものですが、
要は、日本罪悪国家論ですね。

そして、「集団的自衛権を認める」などという、
諸外国では当たり前(国連でも保証している権利)のことが、
国論を二分してしまう大騒ぎになってしまう。

外国からみれば、日本人はいったい何を騒いでいるのか、
さっぱり理解できないんじゃないかと思うのですが。

それから、現行憲法改正の問題、
特に前文と9条のところですね。

ココで、下記の議論がシェアされているのをよく見かけます。

武器を持てるようになったら
→戦争ができるようになってしまう
→わたしたちの大切な家族や子どもたちを戦争に巻き込むな!
→だから、何としてでも阻止しましょう!

という論理ですね。
いや、論理ではなく、感情の流れ、ですね。

何度も何度も申し上げていますが、
こうした絶対平和主義ってね、かえって、戦争を呼びこむんですよ。
これはもう歴史をちょっと勉強すれば分かることなんです。

もちろん、平和は理想ですよ。
私だって、武器がない世の中になれば、
どれほど良いだろうと思う。

だけど、残念ながら、地球はいまだに
バランス・オブ・パワーの段階にあるんです。

バランス・オブ・パワーの段階にあって、
絶対平和主義(戦争放棄、国の交戦権を認めない、専守防衛)
は自殺行為なんです。

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それでも、骨の髄から日本罪悪国家史観を子どもの頃から
教育によって植え付けられておりますので、

そして、戦後日本が平和であったのは、
戦争放棄をしていたからではなくて、
日米同盟があったから、
つまり、アメリカが日本を守ってくれたから、
という単純な事実を見逃してしまう。

だけど、

その、日本罪悪国家史観を植えつけた、張本人である
マッカーサーが、それを後に撤回しておりますのでね。

*関連記事:僕らはマーケティングに取り囲まれているーGHQの占領政策編

もう一度、朝鮮戦争後のマッカーサーの米国上院での発言を再掲載すると、

Their purpose,therefore,in going to war was largely dictated by security

日本語約)したがって、彼らが戦争に飛び込んでいった動機は、大部分が安全保障の必要に
迫られてのことだったのです。

上院での発言って、うちらの国で言う、ナントカ談話、
などとはレベルがまるで違うんですよ。

アメリカの軍事・外交政策を討議する最重要の場での発言です。

そして、

いま、アメリカが孤立主義の方向へ舵を切るやもしれない
(つまり、日本は日本で自分で国を守ってください、ということ)
段階で、9条のところでわらわら揉めているなんて、ほんと自殺行為。

え?専守防衛で十分じゃないかって?

専守防衛なんて、兵法としては最悪なんですよ。
『孫子』を読んでみてください。
こんなことを外へいつまでも喧伝していたら、
それこそ戦争になります
。

・・・なんか国防の話だけで終わってしまいましたが。

やはり、今の日本で国防をしっかり考えていくことは、
知と愛がどのような関係性であるのか、
よいケーススタディでもあると思います。

もう一度、言っておきます。

知(智慧)がマイナスの方向を向いていれば、
動機としての愛が大きければ大きいほど、
愛とは正反対の結果を招いてしまいます。

民主主義というのは、それを構成しているところのメンバー、
つまり、国民ひとりひとりの民度の高さによって国家の運命を左右する政治システムです。

そして、民度を保証するものは智慧にあり、
智慧がなければ、すべては虚しくなるということです。

 

 

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