中道– tag –
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仏教
六波羅蜜と八正道の違いと共通点 – 一仏乗として同体に把握すれば良い
今回はタイトル通り、「六波羅蜜と八正道」の関係性について考察していきたいと思います。 仏教書を読むと、色々な解説がありますが、要は、 八正道:小乗(上座部)/内省的 六波羅蜜:大乗/実践的 というふうに、八正道と六波羅蜜を、小乗・大乗の対立軸... -
仏教
無我と無私の違い – 実践論としては、無我=無私の理解で良い理由
無我と無私については、字面も似ていますし、無我(我が無い)、無私(私が無い)ということで、意味的にもほとんど同じに見えるでしょう。 ただ、ネットで検索すると、「無我と無私は違う」という意見が大半ですし、また、無我は仏教用語であり、無私はど... -
仏教
解脱と涅槃の違い – 仏国土論としての涅槃まで見抜いていく
解脱と涅槃については、個人的には、仏教のなかで最も誤解されている概念だと思っています。 仏教書を何冊か読んでも、「解脱、涅槃とは何か、どうもスッキリと腑に落ちない」という方が多いのではないでしょうか? 上座仏教では、涅槃にほぼ近い概念で、”... -
仏教
四諦八正道のわかりやすい解説と覚え方
今回は、仏教の基本教説のひとつである四諦八正道(したいはっしょうどう)をなるべく分かりやすく解説する試みをやってみたいと思います。 「仏教書を読んでも、四諦八正道がどうも分かりにくい…」と思われる方が多いかと思います。 それもそのはずで、多... -
儒教・道教
中道と中庸の違い – 偏らない”中庸”と最適解の”中道”
仏教では、よく”中道”という言葉を使いますが、これは簡単そうでいて、実はなかなか難しい概念です。 中道でいちばん有名なのは、釈尊(ゴータマ・シッダールタ)が成道(悟りを開く)前に発見したとされる”不苦不楽(ふくふらく)の中道”でしょう。 比丘... -
『般若心経』の悟りを超えて
無苦集滅道
前回の続きで、今回はシリーズ18回目です。*シリーズ初回からお読みになりたい方はこちらから→「般若心経」の悟りを超えて -①*『般若心経』全文はこちらから→祈り/読誦 無苦集滅道 読み:むくしゅうめつどう 現代語訳:苦集滅道(の四諦)も無い 例のご... -
科学/心理
仏法・真理の探求と、神経症的ジレンマ
貧・病・争 むかしからよく「貧病争」と言いますが、宗教やスピリチュアルを探求するきっかけですね、これが、 貧=経済的苦境 病=病気・体調不良 争=人間関係の不調和 この3つであることが多い、と言われています。 自分自身、振り返ってみても、家族... -
未分類
魂のストック(資産)とフロー(収入)を考えよう
今回の人生でなにかひとつ加点できないか?を考える 前回の記事では、「1回1回の人生は区間リレーのようなもの。一喜一憂せずに、「永遠の転生」という観点から、じっくり取り組んでいきましょう」というお話をしました。参考記事:「霊格と輪廻転生の関係... -
質疑応答
なにゆえに、感情が存在するのか??
ご質問 質問)昨日、職場の人と話をしているときに、 「そもそも、何で「感情」なんていうものが存在しているのだろう??」 といった話題になりました。 「喜怒哀楽のような「感情」がなければ、 楽に生きられるのにな~」 ということを職場の人が話し... -
仏教
龍樹菩薩の八不中道で「空」を理解する
龍樹(ナーガールジュナ)とは? 龍樹(りゅうじゅ)は「龍樹菩薩」とも呼ばれますが、実在の人物です。2−3世紀のインドの学問僧ですね。 元のサンスクリット語読みでは、「ナーガールジュナ」と呼ばれます。 釈尊没後、「無我」の思想が、「我が無いの... -
仏教
八正道の順序と覚え方のコツ – 中道の実践とはなにか?
八正道について解説している書籍やブログは山のようにありますが、そのほとんどは、8つの項目を列挙して解説をする、という体裁になっております。 八正道が覚えづらくなっている原因は、8つの項目それぞれの関係性についての理解が足りないからなのです。... -
仏教
”無念無想”の危険性とは? – 禅宗編
無念無想の瞑想には危険がともなう 前回の真言宗に続き、禅宗について検討してみます。 禅宗については、タイトルの”無念無想”以外にも、”不立文字”、”頓悟”あたりも問題点として掘り下げていきたいですが、今回は”無念無想”について検討してみます。 *頓... -
哲学/思想
ヘーゲルの弁証法を中学生にもわかるように説明したい
西洋哲学のなかでもウルトラ難解で知られるゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル(名前の時点で難解ですね)の弁証法について、簡略版ではありますが、解説していきたいと思います。 *参考書籍:『精神現象学』(G.W.F. ヘーゲル 著) なぜこ...
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