有無の中道– tag –
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仏教
無我と輪廻転生 – 魂の永遠性についての考察
「無我と輪廻転生」がなぜ問題になるかというと、「仏教は無我を説いているのだから死後の霊魂を否定している」という言説がいまだにまかり通っており、そうすると、「魂という輪廻の主体がないのだから、輪廻説と矛盾してしまうのでは?」というところに... -
仏教
無我と無私の違い – 実践論としては、無我=無私の理解で良い理由
無我と無私については、字面も似ていますし、無我(我が無い)、無私(私が無い)ということで、意味的にもほとんど同じに見えるでしょう。 ただ、ネットで検索すると、「無我と無私は違う」という意見が大半ですし、また、無我は仏教用語であり、無私はど... -
仏教
仏教は霊魂を否定していない – 無我説解釈の誤りを正す
今回のテーマ、「無我」については、仏教において最大に誤解されている概念のひとつだろうと思います。それは、現代でもそうですし、過去の仏教史でも幾度も出てきた問題です。 その誤解とは、「仏教は無我を説いたのだから、死後の存在、霊魂を否定した」... -
『般若心経』の悟りを超えて
心無罣礙
前回の続きで、今回はシリーズ23回目です。 *シリーズ初回からお読みになりたい方はこちらから→「般若心経」の悟りを超えて -① *『般若心経』全文はこちらから→祈り/読誦 心無罣礙 読み:しんむけいげ 現代語訳:心にひっかかりはない 罣礙(けいげ)は... -
『般若心経』の悟りを超えて
以無所得故
前回の続きで、今回はシリーズ20回目です。*シリーズ初回からお読みになりたい方はこちらから→「般若心経」の悟りを超えて -①*『般若心経』全文はこちらから→祈り/読誦 以無所得故 読み:いむしょとくこ 現代語訳:得るものがないので、 「以無所得故」... -
『般若心経』の悟りを超えて
是故空中 無色無受想行識
前回の続きで、今回はシリーズ13回目です。*シリーズ初回からお読みになりたい方はこちらから→「般若心経」の悟りを超えて -①*『般若心経』全文はこちらから→祈り/読誦 是故空中 無色無受想行識 読み:ぜこくうちゅう むしきむじゅそうぎょうしき 現代... -
『般若心経』の悟りを超えて
不生不滅 不垢不浄 不増不減
否定論法で究極の真理を浮かび上がらせてゆく 前回の続きで、今回はシリーズ12回目です。*シリーズ初回からお読みになりたい方はこちらから→「般若心経」の悟りを超えて -①*『般若心経』全文はこちらから→祈り/読誦 不生不滅 不垢不浄 不増不減 読み:... -
『般若心経』の悟りを超えて
「色即是空 空即是色 」の意味-『般若心経』の悟りを超える
前回(色不異空 空不異色 の意味 – ”空”に時間論を織り込む)の続きで、今回はシリーズ9回目です。 *シリーズ全体の目次はこちらから→「般若心経」の悟りを超えて *『般若心経』全文はこちらから→祈り/読誦 シリーズ物ではありますが、この記事を読... -
仏教
龍樹菩薩の八不中道で「空」を理解する
龍樹(ナーガールジュナ)とは? 龍樹(りゅうじゅ)は「龍樹菩薩」とも呼ばれますが、実在の人物です。2−3世紀のインドの学問僧ですね。 元のサンスクリット語読みでは、「ナーガールジュナ」と呼ばれます。 釈尊没後、「無我」の思想が、「我が無いの... -
仏教
無常・苦・無我(三相)とは?仏教学通説の誤りを正す
無常・苦・無我(三相)とは? 仏教の中心的思想でありながら、仏教思想に流れている毒水があります。それが無我説に関わってくるのですが、今回は「無常・苦・無我」ですね、この3つを文字通り”三相”と言いますが、仏典の一節を手がかりに探ってみます。 ...
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