般若心経– tag –
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仏教
無住処涅槃とは何か? – 菩薩は究極の自由を得ている
仏教とりわけ仏教の深層心理学ともいえる唯識派では、涅槃にも4種類あるとしています(四種涅槃)。 そのなかの一つが、菩薩が目指すべき涅槃である「無住処涅槃(むじゅうしょねはん)」です。 今回の記事では、無住処涅槃を手がかりにしながら、「菩薩は... -
仏教
六波羅蜜の実践 – 布施〜般若のダイナミクスで仏国土は成就する
六波羅蜜(ろくはらみつ)は六波羅蜜多(ろくはらみた)、六度(ろくど)とも言いまして、仏陀になることを目指している菩薩の主要な修行課題とされています。 この世の成功はすべて過ぎ去っていきます。来世まで持ち越せるのは心だけですので、「心の成功... -
仏教
般若心経で悪霊退散(除霊) – 唱えたり聞き流すだけではほぼ効果はない!?
『般若心経』の悪霊退散(除霊)については、いろいろなサイトで語られています。 ただ、私が実感したところによると、『般若心経』を意味も分からずただ読誦・読経(読み上げる)、写経したり、音声を聞き流したりするだけではほとんど効果はないです。 ... -
仏教
諸行無常と諸法無我の違いとは?- 「存在と時間」で考えるとわかりやすい
釈尊(お釈迦様)の教えには、有名なところでは、「八正道」「生老病死」「執着を断つ」…などいくつか挙げられますが、結局、釈尊が教えている教説(仏説)とは何なのか?と言いますと、それは「三法印(さんぽういん)」に集約されていきます。 諸行無常... -
『般若心経』の悟りを超えて
摩訶般若 – 仏教的グノーシスの経典としての『般若経』
分かったようでわからないから奥深い?般若心経 「『般若心経』の悟りを超えて」シリーズ第1回目です 般若心経は正式名称は、「摩訶般若波羅蜜多心経」(まかはんにゃはらみたしんぎょう)と言いますが、一般的には「般若心経」の名前で親しまれています。... -
キリスト教/ イスラム教/ユダヤ教
「エリ、エリ、レマ、サバクタニ」の意味と解釈- なぜイエスは叫んだのか?
三時ごろ、イエスは大声で叫ばれた。「エリ、エリ、レマ、サバクタニ。」これは、「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。(「マタイによる福音書27章46節) 「エリ、エリ、レマ、サバクタニ(Eli, Eli, Lema Sabacht... -
スピリチュアリズム//自己啓発
菩薩になるために必要なたった一つのこと
結局は、「習慣論」 売れ狙いの本みたいなタイトルをつけてみました(笑)。 しかし、「菩薩になるために必要なたった一つのこと」を挙げるとすると、それは実は「習慣論」ということになると私は思っています。 6月のネオ仏法サンガ会員限定のオンライン... -
テーラワーダ仏教批判
テーラワーダ仏教批判① – テーラワーダ仏教は部派仏教の一派の流れに過ぎない
現代の仏教を論じるにあたり、テーラワーダ仏教の存在を抜きに語ることはできません。 テーラワーダ仏教とは、「上座仏教」「南伝仏教」とも言いますが、現在では、スリランカ、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジアなどで広まっている仏教です。 日本で... -
仏教
般若心経は”やばい”功徳がある?
お経の読誦・写経の功徳について 仏教のお経は、建前上、すべて仏説ということになっていますので、少なくともインド起源の原典であるはずです。 まあでも、これはやはり建て前であって、何かしら根拠があるにせよ、西域や中国などで編纂されて「仏説」と... -
仏教
平等性智への階梯 – 平等知→差別知→平等性智へ
天界下段界(てんかいげだんかい)の平等知 平等性智については、唯識派という仏教学派において、四知(大円鏡智(だいえんきょうち)、平等性智(びょうどうしょうち)、妙観察智(みょうかんざっち)、成所作智(じょうしょさち)の一つとして知られてい... -
キリスト教/ イスラム教/ユダヤ教
グノーシス主義と仏教の接点序説 – キリスト教と仏教の共通点を探る
ひとくちに「グノーシス主義」と言っても、かなり広い守備範囲を持っています。新ピュタゴラス学派から新プラトン主義などの背景にもグノーシス主義の影響がうかがえますが、今回はあくまでもキリスト教グノーシス主義に絞って考察してみます。 時代背景と... -
仏教
密教:真言(マントラ)による即身成仏は可能か?
密教は、大乗仏教の最終ランナーとして登場しまして、自らは金剛乗(こんごうじょう)と名乗っています。 インドでは、民間人の生活・儀式に密接に関わっていたヒンズー教に押されて、仏教が衰退していったのですが、 その対応策として、仏教側も現世利益...
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