三浦春馬さんは天使ではない

この記事はある期間内で有効な記事ですので、しばらくの限定公開記事として、その後は削除します。

三浦春馬さんの自殺事件からしばらく経ちますので、今の時期に意見を書いておこうと思いました。

三浦さんの件に限らず、今から書いていくことをわざわざ発表するのをずいぶんと迷ったのですが、やはり書くことを選びました。

まず、自殺というのは、いかなる理由であっても、スピリチュアリストは肯定してはいけないです。

もちろん、「自殺してもいいですよ―」という単純な肯定の仕方は論外ですが、

「三浦春馬さんは天使だった」というのも、姿を変えた肯定論です。結果的にはそのようになってしまいます。

おそらく、自分の弱さに重ね合わせて、共振といいますか、フレが大きくなってそのような意見が出てきているのだとは思います。

天使というのは、いろいろな種類・専門分野の違いはありますが、共通しているのは、「理想に殉ずる心をはなさない」という心のありかたを持っています。

また、繊細な心を持っているのは当然ですが、その繊細さを他者への愛に切り替えていくことができます。

なので、天使に繊細さはありますが、逆に、繊細だから=天使、という等式は成り立ちません。

そして、天使にとっての愛とは、「優しい気持ちを持っていた」というレベルにはとどまらないものです。

まあ…天使と言っても、定義がいろいろありますが、金のエンゼルパイみたいな、ごくごく引き下げたレベルでの天使、ということなら良いのですけど、

ハッキリとした「霊格としての天使」というのは、もっと強いものです。

理想に殉ずる心というのは、当サイトで何度か述べている、”絶対軸”のことです。

  • 真理スピリチュアルや哲学であれば、真理と自分との関係性
  • 芸術家であれば、理想の美のありかたと自分との関係性
  • 政治家・革命家であれば、大義と自分との関係性

…などなど、イメージ的には縦軸ですね、自分と真理(美、正義)との縦軸関係。これがとても強いのです。

なので、他人の評価とか批判とか、そういう横軸からの、文字通り、横やりがはいってきてもへこたれることはまずありません。

以前、facebookかなにかで、”香港の民主の女神”と呼ばれている周庭(アグネスチョウ)さんを「真の女神である」とご紹介したことがあります。

彼女を見ていると、天使(菩薩・女神)というのがどういう存在か、よく分かると思います。

  • 理想のためには、山のような批判が来ても屈しない
  • 理想を貫き通す、ブレない
  • ただし、理想に向かうに当たり、柔軟性やユーモアを忘れない
  • 理想に向かいつつ、これが横軸方向へ出ると、強固な愛に転化する

と、こうした傾向があるのが認められると思います。

なので、それがSNSだろうが何であろうが、他者からの批判でぺしゃんこになるのであれば、それはもともと、天使でも菩薩でも女神でもない、ということです。

決して、三浦春馬さんが地獄に堕ちているとか、そういうことを言いたいわけではありません。

美しさ、繊細さ、優しさは飛び抜けていらっしゃると思いますが、天使の境涯にはやはりほど遠いです。

そこのところをあまりに理想化してしまうと、

「世の中の波風や他者から批判に耐えられない繊細さ」を正当化する方向へいくことになります。

そしてそういうことを正当化したい人同士が集って、傷のなめ合いをはじめます。

そして、その正当化の偶像が今回、三浦春馬さんになっている、という構図です。

ここを正当化することは(結果的な正当化でも同じことです)、三浦春馬さんにとっても、おそらく本意ではないと思います。彼が本当に優しい人であるならなおさらです。

「繊細であれば、自殺まで行ってしまう世の中」というのをあまりに論じると、これはどうしても、少なくとも結果的には、自殺肯定論まで行ってしまうことがあります。

個人のこころのなかではそうした葛藤はある時期、誰にでもありうることでしょう。しかし、その心はやはり残念ながら、真理には合致していません。

一般の方々が、彼の死を悼んだり、彼の美しさ・繊細さ・優しさを偲ぶことはもちろんわるいことではなく、むしろ彼にとっても救いになることであると思います。

しかし、スピリチュアリストがそのような意見を不特定多数が閲覧できる場で発言することはあきらかに見識不足であり、世の中にとってマイナスを撒き散らしていることになります。

この三浦春馬さんの件以外でもじつはいろいろあるのですが、

スピリチュアリストというのは、一度曲がり始めると、ことごとく見識が曲がっていく傾向があります。

そして、そのスピリチュアリストのファンの方は、ファン心理があるゆえに、その「すり替え」になかなか気づくのが難しいです。

それは、真理の理解の仕方がまだ表面的な段階に留まっているからです。

スピリチュアリストはそのような状態に陥ったら退場することを選ぶべきです。

もはや、人様に真理とか愛を説いたりカウンセリングをする段階ではなく、むしろ、カウンセリングを受けるレベルに堕していると言っても良いでしょう。

結局、もとを辿れば、

<どこからかの理論の受け売り+思いつき>レベルでは、永くはもたないのです。

私には、その元ネタどころがどこなのか?まで分かりますし、

使えそうな思想だけ借りておいて、元ネタどころを否定するというのは、ほとんど剽窃(ひょうせつ)に近い行為でしょう。

まして、その思想を使って、お金をとってセミナーを開催するなどは論外です。

私はよく、「自分の脳みそに汗をかく」という、若干ヘンな言い回しをしますが、そこの努力が足りない故に、「受け売り止まり」で終わってしまう。

そして、だんだんとネタ切れになり、見識不足に陥ってきます。

そして、ファンであった人も1年2年観察すると、なんとなく真の姿が視えてくるので離れ始めます。

離れ始めると今度は、「悪霊がついた」「生霊だ」「昔の私のほうが都合が良かっだんだろう」とか…そういう理論を使うようになってきます。

人というのは、ある程度、くっついたり離れたりするのはやむを得ないですが、

そうではなくて、あまりに頻繁に人が離れていくのは、相手に悪霊がついているのではなくて、自分自身にそれ相応の理由がある、と考えるべきです。

毎回、同じパターンを繰り返しているはずです。そしておそらく、今後も繰り返すことでしょう。

そもそも、まず、この<パターン>を疑えるタイプでないとスピリチュアリストになってはいけないんです。

<パターン>というのは、原因と結果の法則そのものであり、ここを白紙の心でもって見破れないようであれば、セッションやカウンセラーとしての資質も疑われるということです。

自由で民主主義の社会とは、面白い反面こわいところがあります。

過去にある程度の霊格があったとしても、なにかのきっかけで転落したり、あるいは、その逆のパターンもあります。

もっとも、占い師さんの過去世はたいてい、やはり占い師さんです。(占い師さんのことをわるく言うつもりではないですよ)。

僧侶とかシスターというのは、キリスト教でも仏教でも、呪術系はキッチリと規則で禁じられていますので、そのことが魂に刻印されており、今世でも占いなどに興味をもつことはないです。

興味をもつということは、過去世もそうであったということです。

僧坊や修道院での生活の中心は、<信仰><祈り><労働>この3つです。

まずは、「そうであった」ということを認めないと一歩も先に進めないです。

今回の記事はある意味、わかりにくかったかもしれませんし、ある方にとっては分かりやすかったかもしれません。

いずれにせよ、「反面教師」にして先を進んでいくしかありません。

こういうケースを今生に限ってもずいぶんたくさん見てきましたし、これはこの世界においては今後もずっと起きてくることです。

やはり、基本にあるのは、「人から憧れられたい」という欲望であり、これはアガペーの愛(与える愛)とは、エネルギーの方向性が真逆です。

私自身も北極星をみつつ、ブレないように、絶対軸でいかなければ、と、今一度気持ちを引き締めてまいります。

 

 

 

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2 件のコメント

  • コメントありがとうございます。

    一般の方が個人を悼んだり、感傷にひたるのは供養になる面があると思いますが、
    スピリチュアリストは、「こちらが行くべき方向」と指し示すのが仕事なので、
    原則論を外しちゃいけないんですよね。

    他に言う人がいないようなので、私が書いてみました。
    ありがとうございました。

  • とても分かりやすかったです。
    『他社からの批判等にペシャンコになるのは本物ではない』沁みました。
    三浦春馬さんについての情報の出どこまでご存知とは流石に高田さんだと思いました。繊細だからを自殺に結び付けるのには反対です。三浦さんもかなり辛く苦しんだ結果、選んでしまったのが自殺であり、故人を批判する気持ちは毛頭ありませんが、美化するのは恐ろしいと感じます。

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