「現実世界」:「高次元世界」=「この世」:「あの世」
「現実世界」「高次元世界」については、今までは、「この世」「あの世」とか、「現象界」「実在界」なんて言い方もしてきましたが、みな同じ意味です。
「この世」「あの世」は、分かりやすいけど、なんか抹香臭い(笑)。
しかし、「現象界」「実在界」はパッと見で、何のことだか分かりませんよね。
個人的には、一番しっくり来る言い方なんですが…。
「現実世界」というと、「ああ、いま生きているこの世界なんだな」というのはすぐお分かりかと思いますし、
「高次元世界」というと、(スピリチュアルでよく使われるので)、なんとなく、「この世を離れた世界なんだろうなー」ということも、お分かりなんじゃないかと思った次第です。
ただね、「高次元世界」というと、すごーく偉い世界の響きがあるんですが、
地獄界であっても、物理次元=3次元を超えているという意味では、高次元世界に含まれてしまいますので、なんだか地獄が偉いような誤解を呼びそうな名称ではありますね。
じゃあそうすると、「多次元世界」という言い方ではどうか?とも考えたんですけど、
これもちょっと…分かりにくいですよね。
要は、
- 初めてネオ仏法の記事に接する人でも分かりやすく
- かつ、抹香臭くない
*(抹香臭いこと自体がわるいわけではなく、抹香臭いことによって、「あ。読みたくないわー」と読まれなくなる(機会損失)のを避けたいということなんですね。
用語は何か?って考えたわけです。
うーん。なんか、良いネーミングがあったら教えてください。笑
「現実世界」と「高次元世界」は同居している
ところで、「この世」と「あの世」、「現実世界」と「高次元世界」と二分法していると、さぞや、まるっきり違う世界なんだろう、と思われがちなんですが。
実は、この2つの世界は同一空間に同居しているものなんです。
つまり、私たちは現実世界の住人でありながら、同時に高次元(多次元世界)の住人でもあるわけです、今この瞬間でもそうです。
というのも…、
現実世界は、3次元世界という3つの構成要素=縦・横・高さ、でできている世界のことです。
物体Aと物体Bを区別するポイントは、「縦・横・高さ」で構成されるところの形態(カタチ)で判断されるわけですよね。
ではでは、
その物体Aと物体Bを「違うもの」と判断している主体は誰ですか?
それは、私やあなたの「心」ですよね。
ここで、「いえ。私の脳です」と言われるとお手上げなんですが。笑
まあ脳も物体ですからね。
でもね…ここはもう「信仰」の範疇に入っちゃうかもですが、
脳というのは、それ自体が判断しているわけではなくて、ただの情報処理装置なんですよ。
例えて言えば、「あなたとPCの関係」です。
「CTRキーとF4キーを押すと、検索窓が作れます」という場合、
たしかに、CTRキーとF4キーの作用で検索窓は作られるんですが、そのキーを打ち込んでいる主体、すなわち、あなたという存在があってこそ、ですよね。
こんな感じで、脳は単なるこの世における情報処理装置にしか過ぎないんです。
それを背後で操作しているところの主体=あなたの心・精神があるわけです。
そういう意味で、「脳科学」はずいぶん人気ですが、一歩間違えると、唯物論になってしまうんですね。
また、実際に、「唯物論のお洒落に見える隠れ蓑」に使われています。
話しはそれましたが、
物体Aと物体Bの違いを判断しているのは、あなたの心(精神と言ってもいいです)です。
ところが、その「心」「精神」というのは、縦・横・高さで構成されているわけではありません。
なので、私やあなたの身体は、現実世界にもちろんありますが、「心」「精神」は現実世界ではなくて、高次元世界に存在しているんです。
「どの程度の高次元か?」というのは、当サイトでよく申し上げているように、「認識力の高さ」と言ってもいいですし、より正確に言えば、前回の記事でご説明した、
智慧✕愛=仕事量(霊格)
という式で現すことができます。
この仕事量が一定面積を超えた場合に、いわゆる「天使」や「菩薩」と呼ばれる世界に還ることができるわけですね。
そして、本記事のテーマにそって言えば、「死後、還ることができる」というだけではなく、
実際に、今この瞬間に、高次元のどこかの世界にあなたの心(精神)は在るんです。
死んであの世に還る場合は、「一生を通じた心境の平均打率。一生を通じた仕事量(=智慧✕愛)」で測られるということいはなりますけどね。
「どこの世界に通じてるんだろうなー?」と知りたければ、当サイトでよく使っている、十界(じっかい)の表をじーっと見て判断してみてくださいね。
*「天台智顗(てんだいちぎ)の十界 ー スピリチュアルな出世の段階一覧」
霊能者に教えてもらうよりも、自分で自分のこころの状態を判断できるようになることが大事です。
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