性同一性障害(GID)の原因を真理スピリチュアルから診断する

GID

身体の性と心の性の不一致で悩んでいる方も、現代ではけっこうな数でいらっしゃるかと思います。

最近では、ダイバーシティ(多様性)への認知が社会的にも高まってきておりますし、トランスジェンダーに対する周囲の理解や医学的な研究も多少はマシな状況になってきていますので、社会的な意味での生き辛さという面では少しは解消されてきてはいるのかもしれません。

ダイバーシティ

ただ、身体と心の性の不一致自体はどこまでいっても、解消しきれるものではないので、本人にとっては深刻でしょうし、人生の一大問題になってしまいますね。

医学的に色々な症状名や分類、治療法が出てきてはいますが、じつはここをいくらつついても根本的な解決にはならないのです。

というのも、性同一性障害というのは、真理スピリチュアル的に観れば、現象界(この世)の身体と、実在界(あの世)の性が一致していない、もしくは、一致していないという本人の意識ですね、ここにほとんどの根拠があるからです。

したがって、この世だけの医学的見解だけでは判断は無理なのです。

目次

真理スピリチュアルから見た性同一性障害(GID)の原因

真理スピリチュアル的に見て、性同一性障害の原因を探ってみると、下記のいくつかの原因、あるいは、それらが複合して現れています。

  1. 輪廻転生の過程で男女どちらに生まれているか
  2. 生まれ急いで「間違って」反対の性の肉体に宿ってしまった
  3. 生まれてくる前の人生計画の問題
  4. コンプレックスの補償作用/アイデンティの獲得
  5. 憑依の問題

以下、順番に見ていきますね。

ちなみに、以下、”輪廻転生”ワードが繰り返し出てきます。これについて深く知りたい方は下記の記事をご参照ください。

*参考記事:リインカーネーションの意味 – 無限の輪廻転生に有限の花を咲かせる

また、トランスジェンダーに限らず、LGBT全般については下記の記事をご参照ください。

*参考記事:LGBTQを真理スピリチュアル的に診断する

1.輪廻転生の過程で男女どちらに生まれているか

地上に生まれる時に、男性に生まれるか、女性に生まれるか、にはある程度、選択の余地があります。

魂によって、

  • ほぼ女性として転生を繰り返している人
  • ほぼ男性として転生を繰り返している人
  • 男性に生まれたり女性に生まれたりの人

の大きくは3パターンあることになります。

ほぼ女性として転生を繰り返している場合、男性の肉体に宿ってしまったら、やはり違和感を感じることになります。逆もしかりですね。

これが、原因2の、「生まれ急いで「間違って」反対の性の肉体に宿ってしまった」というパターンと組み合わさった時に、性同一性障害となって現れやすいのです。

あとは、男に生まれてみたり、女に生まれてみたり、ある意味で落ち着きのない魂もいます。

これもある程度、計画的に、たとえば、「芸術的な直感力を養いたいので、今回は女性として生まれてみよう」などなら良いんですが、

「今回、生まれてくる予定の国はどうやら戦争があるみたいだ。男性だと兵隊にされてしまうかもしれないので、女性にしておこうかな」とか。

なんとなく、行き当たりばったりで男女を決めてしまう魂も、じつは一定の割合で居ると推測しています。

こういう霊の場合は、性同一性障害というより、何となく趣味で異性装してしまうパターンが多いかもしれません。

ちなみに、

基本はビジネスと一緒で、ある程度「選択と集中」をしたほうが、魂修行上は効率は良いのです。

ある程度の期間は、男なら男。女なら女と決めてしまって輪廻転生を繰り返すほうが、魂としての進化は早くなるということです。

なので、女性性の権化のような人が、突如、男性の肉体に宿って、土方などの肉体労働の仕事をする、というのは、ある意味では「経験値を拡げている」と言えなくもないんですが、

一般論としては、あまりいい仕事はできませんし、結果、霊格を落としがちになってくると思いますね。

やはり、地上においても、自分の「強み」「過去からの魂の資産」を活かす方向で考えたほうが良い仕事ができると思います。

ただ、本当に霊格が高い方の場合。たとえばずーっと男性の天使として転生を繰り返してきたけれども、今回は、女性の社会的地位の向上のために、あえて女性の肉体に宿って生まれてくる、という場合もあるでしょう。

このケースでは、中身の霊格が高いので、肉体的な性差や違和感よりも、地上での使命に夢中になると思いますので、いわゆる「性同一性障害」で深く悩み続ける、ということはあまりないでしょうね。

2. 生まれ急いで「間違って」反対の性の肉体に宿ってしまった

霊格が高ければ高いほど、緻密な計画をたてて生まれてきますので、あまり「間違ってしまう」というケースは少ないと思うんですが、

平均的な魂の場合、あまり深く考えずに、「えいや」で生まれてきてしまうケースがあります。

たまたま縁のある親のところに、肉体的な性別を深く考えることなく、飛び込んでしまったというパターンですね。

つまり、たとえば、本人としては輪廻転生の過程で、ずーっと女性で生まれいると。

なので、意識としてもハッキリ女性だし、本人もそのことに満足して自尊心もある。だけれども、「生まれ急いで、肉体の選択を間違ってしまった」というケースです。

そして、成長するとともに、「あれ?おかしいな?」と徐々に自覚してくるパターンですね。

3. 生まれてくる前の人生計画の問題

これはある程度、「カルマの問題」と言い換えることもできます。

「ある程度」と保留をつけたのは、上述したような天使のような魂が、社会変革のために、あえて逆の性別で生まれてくるケースがあるからです。これは、まさに計画ですよね。

「カルマの問題」というのは、一般的な魂の場合、過去世でのカルマの刈り取りのために、あえて反対側の性を選んでくるパターンもあるということです。

一例を挙げますと…、

過去世において女性を虐待してしまった人が、今世において虐待される側に回って、

「虐待されるということはどういう魂の痛みを伴うものであるのか」を学んでいるというケースもあります。

自分が「される側」に回らないと、なかなか他人の痛みが理解できないという場合、生まれてくる前に、自らの守護神や指導霊などと相談の上、決めてくるわけです。

もちろん、これは一例なので、今世で虐待された経験があるから、すなわち、「過去世で自分は他人にひどいことをしたんだ…」とは限らないですよ。

ただ、今世で自分を虐待した該当の人は、来世以降でカルマの刈り取りをしなければいけないのは確実でしょうね。

原因と結果の法則(因果応報)は、来世・来来世まで含めていくと、かならずその法則は確定されることになります。

こうした、カルマの刈り取り型転生の場合も、身体と心の性の不一致を感じるケースが有りうると思います。

4. コンプレックスの補償作用/アイデンティの獲得

これはね、私自身も思い当たるところで、以下、自分の例で恐縮なのですが考察してみます。

私は、男性だけれども、思春期以降は、身長は160cm、体重はほぼずーっと43.5kgでした(今はもっと太りましたけどね)。

で、なで肩で色白で、男性としては実に弱々しい外見です。

そうすると、とくに思春期は、「自分は劣ってるんじゃないか」とか「異性に好かれる体型じゃない」と悩むわけですよ。

ところが、いわゆる”観の転回”をして、中性的な容姿を全面に出して開き直ってみると。

そうすると、身長160cm・体重43.5kg・なで肩・色白…などの諸条件が、女性/中性としてみるとむしろ理想形に近くなるわけです。

そして、ピンポイントでは常にマーケットがありますので、そういう容姿や個性で、「素晴らしい」「可愛い」と褒められたり、あるいはモテたりする(あくまで、そのマーケット内ですよ)こともあるわけです。

そうすると、それが自分のアイデンティティになってしまい、ひいては自分の人生の一大問題に発展していく可能性がありますね。

そうすると、

  • 身体の性と心の性が一致しない障害をもった自分
  • 反対側の性に移行する(本来の自分に戻る)ために努力している自分
  • 周囲にも応援される自分

という生き方に酔ってしまう方向へ舵を切ってしまうのです。

周囲から一定の同情も得られますし、あるいは、若いときは「可愛いね」「綺麗だね」と褒められると、「もっと頑張ってみよう!」となるわけです。

このケースでは、本来的に身体と心の不一致で深刻に悩んでいるというよりも、

身体的・社会的なコンプレックスを逆転させてみたいという心理的な補償作用から突っ走ってしまう人が多いと思います。

そうすると、GIDというよりも、出発点は異性装趣味というカタチで現れると思います。

そして、異性装をしている期間が長引くと、「外見が心の性質にも影響を与える」の法則により、心の女性性(MtFの場合)を促進させてしまうんですね。

これは普通のひとであっても、多少理解できるところで。

普通の女性であっても、マニッシュな服装をしていると、なんとなくいつもより、男性的な気分になってきますよね。

性同一性障害 思い込み

このように、心が身体に影響をあたえる場合と、身体(外見)が心に影響をあたえる場合と、二通りあるのです。

これを仏法では、色心不ニ(しきしんふに)と言います。色=肉体と、心は相互に影響を与え合うという思想です。

そうすると、出発点は趣味的な異性装であったはずなのが、心の異性化がだんだんと進んできて、かつ、周囲にも認められていくうちに、「自分はGIDという存在なのだ」という方向へ行ってしまう人もいます。

いわゆる、「アイデンティティを発見して居場所を確保し、安心感を得る」というパターンです。

「3年前までは、趣味の女装って言ってたはずなのに、なぜかホルモン治療をいつのまにか始めている」とか、そういうのは、このケースに該当するかもしれません、

でも、この生き方は長い目で見てお勧めできないです。

やはり、コンプレックスの補償作用では、どこまで行っても本質的な解決になることはありません。

このパターンけっこうありますので、自らを静かに振り返り、「心のどこかに、コンプレックスの補償作用で頑張ってしまっている面はないか?」というのはチェックした方が良いと思います。

あるいは、自我が不安定なので、「自分とはなにか?」というアイデンティを手早く確定する手段としてGIDを使ってしまっていないか?というチェックです。

GIDであるということで、「ああ、自分はGIDという存在なのね」と自己同一性(アイデンティ)を得て安心し、かつ、「一種、トクベツな存在」というかすかなプライドも満たせる、というパターンがあります。

5. 憑依の問題

5番目としては「憑依の問題」があります。これは実は、前述の「コンプレックスの補償作用/アイデンティの獲得」と並んでかなり多いパターンです。

要は、異性の霊人に憑依されて性自認および性的指向の影響を受けてしまう、というパターンです。

これと、前述した「コンプレックスの補償作用/アイデンティの獲得」とが組み合わされて、性同一性障害(GID)という方向へ走ってしまうことがパターンとしてはかなり多いと思います。

これはきっかけとしては、性同一性障害というより、憑依そのものの問題だと思いますので、思い当たる方は下記の記事を参考になさってください。

*参考記事:憑依の本当の意味とは? – 特徴、見分け方、対策まとめ記事

性同一性障害(GID)への具体的な対処法

真理スピリチュアル的人生観へ切り替える

当サイトで繰り返し述べていますように、人間はこの世だけの存在ではなく、あの世とこの世を輪廻転生している永遠の存在です。

というよりも、むしろ、あの世のほうが実在の世界です。

*参考記事:人生の意味とミッションとは? – 最勝の成功理論を明かします

なので、永遠の生命の過程からみた今回の人生というのは、ほんの一瞬のものなんです。

ゆえに、仮に「間違い」で反対側の性に生まれてしまったとしても、そのことだけに意識や行動を集中して一生を過ごすのはあまり生産的な生き方にはなりません。

それはそれで、ひとつの経験として静かに受け止めて、「今回の性で得られることは何か?」ということを中心に考える。また、「人生計画は生まれる前にもっとキチンと立てておこう」という決意を新たにしていくことですね。

やはり、新たな経験を得るために、智慧を得るために、地上に生まれてきますので、その意義を最大限に活かしたほうが良いのです。

ただ、ある程度、ホルモン治療などが進み、不可逆的なところまで行っている方は、その方向で一生を全うするのもアリだと思います。

その場合は、上述したスピリチュアルなからくりを充分に承知していれば、心の面では安心感が得られるはずです。

心こそが本当の自分自身でありますので、生物学的な見解がどうであれ、心の性が本当の性別なのです。肉体は仮の宿りであり、この地上で生存していくための表現形式に過ぎないのです。

なので、そのこと自体で深く悩みすぎる必要はないですし、次回以降の転生では、間違えのないように、心の性と一致した肉体に宿るようにすれば良いですね。

いっそ、天使(菩薩)を目指す

今、これを読んでいるあなたは検索エンジン経由で来られたのかもしれません。

そうであるならば、とても悩んでおられるか、あるいは家族・知人にそういう方がいらっしゃるのでしょう。

上記の、「真理スピリチュアル的人生観を獲得する」というのが基本ですが、これもひとつの大きな縁と考えて、本当の意味で、人生の大逆転をしてみるのが最上の策です。

心と身体の不一致を自覚しているということは、つねに、心と身体の2つを二元論的に考え続けている習慣があるはずです。

この習慣を活かして、

「心とはそもそも一体何であるか?」「地上生命の意味は何なのだろうか?」「男女→陰陽の別があるというのは、深い宇宙の意思があるのではないか?」「輪廻転生とは?生命とは?」と、徹底的に探求し、悟りを開いてしまうと良いです。

天使

そして、自ら得たスピリチュアルな叡智をもって、多くの人の悩みを解消する側になっていくこと。救われる側ではなくて、救う側になっていくこと。これが、天使(菩薩)としての生き方です。

当サイトでは、そのための多くのヒントをご提供していますので、一緒に学ぶことができれば嬉しいです。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • >山本裕美子様
    本文の方はじつはかなり遠慮・配慮した書き方になっていまして、
    実際は、LGBTQ全般は、コンプレックスの補償作用とか、アイデンティティの代替品とか、憑依が大部分なんです。

    それから、霊格が本当に高い方は過去世と反対の性に生まれても、
    たいていはそれほどの葛藤なしに今回の人生の性を全うできるはずです。

    霊格が高いということは、文字通り「霊的」であるということで、
    肉体的な問題にあまり引っ張られることがないからです。

    地上には、仕事をしに生まれてきていますので、
    肉体といういわば「乗り物」に振り回されることはない、ということですね。

  • 家業が宿なので、たまにLGBTの方から身体は女性(男性)だけど心は男性(女性)だから、心の性の方のドミトリールームに宿泊したいという人がいて、困ったなってなってしまうことがあります。家族経営の小さな簡易宿舎ですから、オフシーズンでもない限りそのためのルームを一つ解放するのは難しく、そういう希望も頻度が多いわけではないので個別にどこまで対応可能か一応相談には応じていますが、もともと男女別しか念頭になかったので、ご本人や既存のお客様に不自由を強いてしまうことになりまだ実現していません。過去の経験では相談に応じているうちに性の不一致を理由に不当に差別されていると感じられる方が多く、怒りや悲しみを爆発させる結果を招くパターンがほとんどでした。限られた現状をなんとかその方の希望に沿った形で収めたいと思うほどいつも不本意な結果に終わってしまっていました。娘の友人のLGBTの肉体が男性の娘さんは、多重人格というハンデを背負っていました。憑依が強かったみたいですが、友好的だったので「今は誰?」なんて聞きながら対応したものです。いつもこちら側の反応を試されているような感覚がつきまといました。経験的にはあまり霊性が高いと感じられる方はお見受けできなかったです。一方同性のカップルの方が来られたときは特別な配慮も不要でしたし、人が人を愛するのに理屈なんか要らないよね、と感動したこともあります。
     私にとってはまだ性同一障害の方と向き合うということは課題の残る宿題となっています。
    ここで学ばせていただけることに感謝です。

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