実際に、「輪廻転生を信じたからと言って、それがどうしたの?」という疑問もあるかと思います。
輪廻転生の意味としては、過去記事でも何度か触れていますが、もう一度、まとめてみます。
- 永遠の輪廻転生を繰り返すことで、さまざまな地上経験を積み、新たな智慧や経験を獲得する
- それによって、元いた精神界よりもさらに上位の精神界へ進み、天使や神々に近づいていくことができる
- そのこと自体が、宇宙全体の発展にも貢献し、この物質世界が創造された意図が達成される
といったことろです。
それでは、輪廻転生を信じることによる効能・効果についてご説明いたします。
結論からまとめてみますと、
- .輪廻転生によって初めて、平等と公平が担保される
- 何度でもスピリットとしての課題に挑戦することができる
- 国粋主義とそれに基づく戦争がなくなる
と言ったところでしょうか。
1.輪廻転生によって初めて、平等と公平が担保される
一回限りの物質界(この世)に生まれている、という認識では、「なぜ、あの子は私より、生まれつき音楽の才能があるの?」とか、「生まれつき、容姿に差があるなんて許せない」とか、「頑張ったのに報われなかった。原因と結果の法則なんて、ウソじゃん!」なんて疑問が当然、出てくると思います。
それゆえに、「いや、もともと人間は平等ではないんだ。これは、仕方ないこと、として受け止めるしかないんだよ」という、諦めの哲学が出てきますね。
ところが、輪廻転生を認めるとどうでしょうか?
各人が、繰り返しくりかえし輪廻転生をしており、過去の人生で、何らかの分野で頑張ってきたわけです。ある人は、過去世において何度もなんども音楽家として生まれ、スキルを磨き続けてきた。ある人は、商売人としてビジネススキルを磨き続けてきた。ある人は、エンジニアとしてスキルを磨き続けてきた。
こういう過去世で獲得した”資産”の違いが、今回の人生でも現れてくるんです。
なので、同じ小学1年生でスタートしても、「Aさんは算数の問題がすいすい解けるのに、私はさっぱり分からない…」ということが起きるんですね。
今回の人生だけで見れば、不公平であり、人間はなんて不平等なんだろうと思うでしょう。でも、過去世からの修練の違いがあったと思えばどうでしょう?
Aさんは、おそらく、過去世において繰り返し、数学の勉強に励んできたわけです。その”資産”が今回の人生にも現れているんですね。
そう考えるとこれは、(過去生を含めた)努力相応の世界が展開しているだけと納得できるんじゃないでしょうか。ゆえに、輪廻転生において、はじめて、機会の平等と公平が担保されるわけです。
頑張れば頑張っただけの成果は現れてくる、と保障されているということです。
そういう意味では、「今世、頑張ったけど実績が思ったように出なかった、まったく評価をされなかった」ということも、来世・来来世を考えれば、そのスキルは確実に生きてくるんです。資産として。そして、いつかは正当な評価を受けることになるでしょう。
やはりここでも、輪廻転生において、原因と結果の法則は間違いなく完結するんです。そういうふうに考えれば、無駄な嫉妬心、挫折感からも解放されることになります。
それから。「貧しい家に生まれたのが悔しい」というケースもあると思います。これは、
- 過去世からの貧乏性でそうなってしまっているケース
- あえて貧しい出発点を選んで、それをバネに頑張ってみたいと生まれる前に決めてきたケース
のふた通りがあります。
2.何度でもスピリットとしての課題に挑戦することができる
これも福音だと思います。
一度きりの人生で、「はい、終わりです」だとあまりに酷ですよね。失敗しても、何度でも挑戦できる、というのはやはり、ありがたいことだと思いませんか。
3.国粋主義とそれに基づく戦争がなくなる
輪廻転生しているということは、その時々で違った国に生まれているということです。場合によっては、違った星に生まれたりします。笑
そう考えると、いま敵国となっている国であっても、「過去、あの国に生まれてる可能性もあるんだな」と思えば、極端な国粋主義がでてくるわけがないですね。今回、たまたま日本を選んで生まれているだけなので。
そういうわけで、僕が政治・外交について、中国・韓国・北朝鮮などを批判することもありますが、これは決して、国粋主義に基づいた憎しみで言っているわけじゃないんです。
そもそも、僕、何回か前に中国に生まれてますしね(笑)。あくまで、今後、世界が良い方向に、神々が望む方向に
進むためには、これこれココを修正する必要がある、という観点からの批判なんです。