色心不二(しきしんふに)ー 幽霊が血を流している理由は?

色心不二
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肉体→幽体→霊体という”衣服”の変遷

今までの話では、「肉体は仮の乗り物で、あの世でエネルギー体として存在しているのが、私たちの本当の姿」と説明していたじゃないですか。

もちろん、コレ、うそではないですよ。

でもね、

悟りというのは、けっこう重層的なものでして、「より高次元から見ると、違った風景になる」ということがあるんです。

実は、エネルギー体と言っても、どこの次元に住んでいるかで、幾重ものエネルギーの、いわば”洋服”をまとっているんですよ。
*参考記事:「あの世(実在世界)の境涯と次元構造の対応一覧

つまり、3次元物質世界に肉体をまとって生きているように、3.5次元幽現界および4次元幽界では、「幽体」をまとって生きているんですね。

これが、5次元霊界になると、幽体を脱ぎ捨てて、「霊体」になっていくんです。

エネルギーがどんどん純化されていくわけですね。

色心不二(しきしんふに)の真実 ー 心と肉体の関係

幽体というのは、肉体とほぼ同じ構造を持っていまして、臓器なども存在しているんです。

よく、「思いは実現する」って言うじゃないですか。

これ、健康/病気という区分で言えば、「健康を念じれば、まず幽体部分が健康になり、病気を念じれば幽体部分が病気になる」ということになるんです。

そして、次第に現実化してきて、肉体部分が健康になったり、病気になったりするんですね。

逆に、

肉体部分が3次元物質界の生活のなかで損傷すると、幽体にも似たような症状が起こります。

このように、肉体と幽体が相互に影響を与えあっているという事実があります。

そして、幽体の状態というのは、結局、自らの心が「自分は何ものであるか、自分はどういう状態であるか」という自己認識によって、決定されています。

ゆえに、結局のところ、心のありかたが幽体、ひいては肉体のありかたを規定しているわけですね。

そして、前述の通り、肉体のあり方も幽体、ひいては心にも影響をあたえています

このように、心と肉体が相互に影響を与えあっている真理を、仏教用語で、色心不二(しきしんふに)と呼んでいるわけです。*”色”は仏教用語で、物質とか肉体という意味です。

そういうわけで、健康管理ということでは、肉体面への配慮と心の持ち方の両方が大事、ということになるんですね。

どちらか一方でも、危ういところがあります。

話は戻りまして。

「思いが実現する」ということは、「自分がまだ怪我をしている」という認識でいると、あの世にいっても怪我したままの状態になっているんです。

これが幽霊が血を流していたりする理由なんですけどね(もちろん、これは低位霊界での話です)。

まあこの世に執着して、浮遊霊になっているようなスピリットは、当然、幽体をまとっていますので、一見、肉体と同じような症状が出るということなんです。

これが説得を受けて、「人間は肉体ではないのだ、あなたはすでに死んで霊界に来ているのだから、もう怪我はしないのですよ」ということに納得すれば、たちまち幽体の怪我は癒えてしまいます。

まあこれが、よく「宗教で病気が治る」という原理にもなっているわけです。

心→幽体→肉体、の順で癒えていくわけですね。

そんなわけで、健康管理については、色心不二を忘れずに、「肉体面と心の面と、両方とも配慮が必要なんだ」ということを覚えておいてくださいね。

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