人災と天災の両側面がある
新型コロナウイルス(COVID-19)。本当は、あえて、「武漢肺炎」とタイトルしたいくらいです。「中共ウイルス」と言っても良いでしょう。
この武漢肺炎については、中国の生物兵器研究所から漏れたものではないか?人工的なものではないか?という噂がありまして、
それに対する反論もいろいろありますけどね。
経緯はともかく、中国共産党の生物兵器開発から生じたもの、という見解に私は賛成です。
以下は、参考動画です。
もっとも、習近平が「意図的にウイルスをばらまいたか?」というと、その後の中国の動きをみる限り、そうとは言えない面があるのも事実でしょう。
いずれにせよ、今、トランプさんはじめ欧米諸国を中心に中国への査察・補償を求める動きが高まっていますが、これは日本政府も同調していくべきでしょうね。
ここ20年くらい、毎年のように『中国大崩壊!』っぽいタイトルの書籍が出ていまして、しかし、「いっこうに崩壊しないじゃないか?」という状態が続いていまが、
今回のことが引き金になって、中国は国内・国外ともにバッシングを受けて崩壊の過程をたどることになるでしょう。
これ、中国大陸史(あえて、中国史とは言いません)がずっと繰り返していることでもあります。
政権末期になると、
- 疫病が流行ったり暴動が起きる
- 群雄割拠の状態になる
- 政権の転覆が起きる
- 新しい王朝の誕生
と、いつもこのパターンです。
一方、「天災」という側面ですね。
これは当サイトでも何度か申し上げているとおり、文明の末期になると悪の集合意識が溜まり、その反作用が起きてくる、ということです。
なので、「天意」とも言えるし、一方、自業自得というと身もふたもないですが、「縁起」すなわち、「原因と結果の法則」でそうなっている。
もっとも、神仏というのは単なる法則ではなく、「意思」としての存在ですので、そういう意味では「天意」とも言えるでしょう。
祈りにおいて注意すべきこと
こうした状況下にあって、トランプさんが緊急事態宣言を出すと同時に、「神に祈りましょう!」と呼びかけました。
3月15日(日)を「祈りの日」と宣言できることをとても誇らしく思います。このような状況にあっても、私たちは歴史を通じて、神の保護と力を求めてきました。それが合衆国なのです…(翻訳:高田)
こういうことを堂々と宣言できるところが、トランプ大統領が「哲人政治家」である所以です(私はそう思っています)。
一方、スピリチュアリストでも、「祈りましょう!」と言っている人は数多いですが、祈りにおいて注意しなければいけないことは、「祈りには対象がある」ということです。
注意、というか本来は当たり前のことなんですけどね…。
トランプさんが言っているのも、「唯一神(主イエス・キリスト/天の父)へ祈りましょう!」ということでしょう。
*大統領就任式においても、新大統領は聖書に手をおいて宣言をします。
「神の名をみだりに唱えてはならない」(十戒)のはなぜか?で述べたように、スピリチュアルにも、
- 真理スピリチュアル:神中心の世界観
- 呪術スピリチュアル:人間中心の世界観
という違いがあります。
なので、料理のアラカルトのように、「祈りの言葉」をただ並べて唱えているだけでは、祈りの本質には到達しません。
それは、「人間の都合によって神を動かす」という”人間中心の世界観”であって、唯一神がもっとも嫌がる行為である、ということは、旧約聖書を多少なりとも勉強したことのある方なら、お分かりのはずです。
なので先ほど、「天意」と申し上げましたが、この「天意を汲み取ること」こそ、ある意味、祈りよりもよほど大事です。
これ抜きに祈っても、「臭いものに蓋」的なものになってしまい、問題は根本から解決しません。
これは、原因・結果の法則からも明らかです。
天意とはなにか?
天意というのは、先ほどの「原因・結果の法則」に照らし合わせてみて探ってみると、
やはり、
「無神論・唯物論」と、その結果、生じてくるところの、「自我意識に基づいた様々な悪見(あっけん)、悪感情」が神の法則(仏法)にそぐわない
というところにあります。
これらの悪見・悪感情がここ数百年、集合意識として溜まりにたまっています。それに対する反作用として、様々な天変地異、あるいは戦争・疫病などのかたちをとって現れてきます。
なので、大事なところなので繰り返しますが、「祈るだけではだめ」というのも、そういうことで、
この根本にある無神論・唯物論、自我意識に基づいた悪見・悪感情を心から内省すること、キリスト教的に言えば、「悔い改めること」が必要です。
ネオ仏法では、何度か、「今は文明の転換点にある」「価値観の入れ替えをしなければ、文明は強制終了になる」と申し上げてきました。
この「文明の強制終了」ということが、単なる言葉ではなく、身にしみて分かってくる時期に入っています。
なので、武漢肺炎もそうですが、それ以外にもいくつか起きてくるでしょう。
天変地異ということで言えば、おそらく、私たちの歴史時代の記憶にはないようなことも起きてくる可能性が高いです。
われら何をなすべきか
「われら何をなすべきか」というタイトルは、真理スピリチュアルの名著、『幸福論 Ⅲ』(カール・ヒルティ)の章題から借りてきました。
上述したように、ほんとうの意味での「悔い改め」がないと根本解決にはなりません。
まずは、自分自身を振り返るとともに、「神の倫理的世界秩序」の大切さに気づき、できたら、知人・友人にも伝えていくことが大事です。
「神」とか「信仰」というと、話しづらい…という方もいらっしゃるでしょうけど(こういう抵抗感こそが「原因」になっているわけですが)、現代の知性に合わせたかたちで、ネオ仏法でアップデートしています。
また、「自分にはとてもそんな力が…」と思っている方でも、黙ってSNSで記事をシェアするだけでも「為すべきことなした」ということになると思います。
これだけでも「真理スピリチュアルな仕事」になっています。
*私が「ビジネス」でこういうことを言っているわけではないことを、ビジネスマンとしての高田を知っている人はお分かりでしょう
話を戻して、「信仰」ですね。
信仰とは、私たち一個の現象が、現象を成り立たせてあるところの実在との関係性を思い起こすこと、です。
実在は実在であるがゆえに、現象に先立つものです。
この点、「実存は本質に先立つ」(サルトル)という実存主義哲学は、ぜんぶ間違えとまでは言いませんが、本質のところまで見通せている哲学ではありません。
なので、ネオ仏法の「スピリチュアル現象学」においては、「信仰と祈り」は大事、というレベルではなく、私たちの存在の根幹を支えているもの、私たちが人間として存在を許される最低条件、と捉えています。
ここのところを、まず、自分自身において内省してみることをお勧めします。
そして、できうるならば、このことを一人でも多くの人に伝えていきましょう。
しばらく、苦しい時期が続きますが、この現象界は無常かつ無我なものです。平たくいえば「仮の世界」です。
もっとイメージしやすいように「人生は、任天堂のRPGゲームをやっているようなもの」とも申し上げたことがありますね。
*参考記事:人生をゲームと考える(人生RPG化)スピリチュアル発想術
これを知っているだけで、だいぶ気持ちが落ち着いてくるはずです。
ひとつの文明が終わっていきますが、それは新しい文明の始まりでもあります。
次の文明は、「信仰と知性・理性、科学が両立する文明」になります。
私たちは、困難な時期を「産みの苦しみ」「陣痛」ととらえ、今後も、着々とその準備を進めてまいりましょう。
今は、「戦時体制」と認識すべし
個人的には、恐怖の予言めいたいことは好きでないですし、私の関心はもっと「その先」のほうに照準が当たっています。
ただ、「現世で学べるものは学びつくそう!」という観点からは、現在進行形でみなが関心を持たざるを得ない問題から学びを深めるということも大事ですし、
それはまた「今回の文明の総決算」的な意味もあるかな、と思い直した次第です。
さて、「武漢肺炎については、人災と天災の両面がある」という分析をしました。ここのところをさらに突っ込んでいきたいと思います。
「中国共産党も意図して漏らしたわけではないだろう」と書きましたが、きっかけはそうであるにせよ、いくつか気になる点はあります。
「中国本土ではもはや収束に向かっている」というのは、まあこれはいわゆる「大本営発表」だろうな、という認識でよろしいと思います。
過去のGDP統計などもそうですが、中国が発表する数値はまるで信用がおけません。
しかしそれにしても、アメリカやイタリア、スペイン、イギリスなどの欧米諸国の被害があまりに大きすぎるのも気になる点です。
日本については、初動のミスはありましたが、欧米諸国に比べると被害はぐっと少ないですよね。
発展途上国については、そもそも統計すら取れない、というのが実情でしょう。
思うに、初期段階では、「生物兵器研究所から漏れた」にせよ、習近平の意図としては、「この機会に、より致死率の高いウイルスに切り替え、それを欧米諸国にドローンなどでばらまいたのではないか?」という疑惑です。
日本については、もともと習近平が国賓として招待される予定でしたから、「あまり致死率の高いウイルスではまずい」と、初期のウイルスで抑えめにしたとか。
つまり、スタートポイントとしては、「自然発生」ということを世界に受け入れさせてですね、これは、今やCHOとも呼ばれつつあるWHOの後押しもありますね。
その次の段階からは、「意図的な生物兵器の攻撃」に切り替えた可能性はありますね。
イタリアも、中国の医師団が派遣された後、急に感染と死亡者が拡大しました。これも解せぬところです。
習近平としては、米国からは関税を使った経済戦争をしかけられ、相当ダメージを受けているところでもありましたが、かといって、今の段階で米国と通常兵器(もしくは核兵器)での戦争をやっても勝てませんからね。
ところが、証拠を残さない生物兵器であれば、報復を受けずに米国にダメージを与えることができるかもしれない、といったあたりの読みです。
しかし、米国がこのまま放置しておくことは考えられず。
また、秋には大統領選も行われます。
その際、武漢肺炎のダメージで多数の死傷者を出し、経済的にも大打撃を受けた状態でトランプさんが選挙戦に臨むとは考えにくい。
なので、秋の大統領選の前段階において、米国なりの「証拠」をつかみ、報復攻撃に出ることは十分に予想されます。
なので、分かりやすいかたちでの第三次世界大戦へと発展する可能性もありますし、あるいは、米国もなにかしら、証拠を残さない非通常兵器で対応する可能性もありますね。
まあほんとに、この世は変数が多いので、予測としてはいろいろな可能性が考えられます。
いずれにせよ、今現在(2020/05/03時点)で、米国だけの感染者数は114万人、死者6.6万人にのぼっていますので、この数値ではもはや、「第三次世界大戦の真っ最中である」「戦時体制下にある」という認識でよろしいかと思います。
感染の拡大はいつまで続くか?
日本政府としては、GW(ゴールデンウィーク)まで自粛要請を出し、10万円の給付金と休業補償と、あとはマスクの配布ですか、とにかく「接触を避ける」作戦で沈静化に向かうことを期待していたようですが、
やはり私のみる限り、収束に向かうとは楽観的過ぎで、来年のオリンピックも開催は見送ったほうが良いだろうと思っています。
世界全体としては、対策がたってくるまで4-5年年はかかるのではないですかね。
要は、「効果性のあるワクチンを作れるかどうか?」が反撃の決め手なのですが、過去のペストなどの疫病では抗体ができるまではやはり、そのくらいの時間はかかりますからね。
それで、4−5年という長さがいったいどれだけのダメージを与えるか?ということになりますが、
とりあえず、日本に限って考えたとしても、給付金10万円とか休業補償とか、いつまでもやれるわけはないですね。
太平洋戦争開戦前の山本五十六の言葉を思い出してみましょう。
それは是非やれと言われれば初め半年や1年の間は随分暴れてご覧に入れる。然しながら、2年3年となれば全く確信は持てぬ。
ということでした。
なぜ?半年や1年か…というと、大きくは、当サイトでも過去何度も申し上げている「エネルギー問題」と、それから「食料自給率(日本は38%)」の問題です。
「人と接触しない」、ソーシャルディスタンスを徹底するのであれば、当然、貿易もできなくなってしまいますからね。
これはつまり、エネルギー問題と食糧問題が身近なクライシスになってくるということです。
こういう状況になってみると、反原発運動とか日露平和条約が結べていないことがいかにマイナスに作用しているか?
単なる机上の主張ではなく、私たちの(地上の)生命の安全問題に関わってくる問題であったことがお分かりでしょう。
*参考記事① 原発をスピリチュアル現象学から検討する -即時再稼働が望ましい理由
*参考記事② 日露平和条約から日露同盟へ ー 諸葛孔明の兵法に学ぶ
4月後半の時点では、外食産業やサロンなどの三密になりやすい業種で廃業が続いていきましたが、経済はすべて連動していますからね。
またここで、「経済がグローバル化している」というのが、非常にマイナスに働いてくるところでもあります。
なので、経済は世界恐慌を通り越して、第一次産業(農業・漁業など)レベルまで縮小することも考えられます。
まだ、変数が多いのが希望
と、ここまで。これでも抑え気味に書いているのですが、自分で書いていてもうんざりするレベルではあります。
上記までのことは、あくまで「現象界の視点」ですね。
大事なのは、「実在界の視点」です。
やはり、文明の末期にあたって、実在界の視点(神の視点)から見て、「人類の悪見、悪波動が許容範囲を超えてしまった」ということです。
許容範囲を超えている、ということはどういうことであるかと申しますと、
もはや、地上が魂の学びの場として適切ではなくなっている、ということであり、もっとはっきり言えば、地上が悪霊の再生産工場と化している、ということですね。
なので、永遠の生命の部分を腐らせていくくらいであれば、強制的な手段であっても、現文明を終わらせたほうが良い、という考えです。
「肉体は、魂の乗り物」という例えから言うならば、「本人が死ぬよりは、車を壊したほうがマシ」ということです。
しかし、もちろん、ソフトランディングで次の文明へ移行する可能性もあったのですが、これはもう無理、という段階に入っています。
ただし、アトランティス文明などの例とは違って、まだ可能性というか、変数が残されています。
地球レベルであっという間に大陸が陥没するとか、そういうレベルだと、そもそも考える時間も選択の余地もありませんからね。
しかし、「疫病対策で家で自粛するしかない」となると、自宅でゆっくり考える時間はできます。
ここで、どれだけの割合でどれだけ多くの人が、根本原因について思いを巡らせることができるか、内省ができるか、キリスト教的に言えば、悔い改めができるか。真理スピリチュアルに目を開くことができるか、というところが最重要ポイントです。
何度も申し上げているように、「臭いものは元から断たなければダメ」で、単にコロナウイルスをやっつけたとしても、根本の反省が入らない限りは、いろいろなパターンで危機的状況は再発してきます。
よく耳をすませば、私以外にもこういうことを言っている人が世界各地にいるはずなのですが、それでも、今の段階では、ソーシャルディスタンスとかマスクとか、手段の方ばかりがネットでわいわいとシェアされている状況ですよね。
要は、この世で考えつく通常手段で、という発想の段階です。まだ唯物的論理で対処できると思いこんでいる状況。
しかし、これがだんだん行き詰まりを見せてきます。
*そもそも、ウイルスはマスクを通ってしまいますので、飛沫を避ける以外はあまり効果がないのです
なので、通常手段で行き詰まった場合、次に何を考えるか?が大事です。
人はある意味で、次の3種類に分けられます。すなわち、
- 失敗する前に智慧で見抜いて分かる人
- 失敗してから、智慧を汲み取っていく人
- 失敗しても、何も学ばない人
今(2020/05/03)は人類レベルで言えば、2.の段階が試されているということになります。
3. の段階に突入すると、アトランティス文明のような結末になるでしょう。
しかし、もう一度申し上げておきますが、まだ考える時間が与えられています。
個人レベルではよく、「貧病争」をきっかけに真理に目が開かれるケースが多いですが、これが今は人類レベルで期待されているということです。
それほどまでに、「人間が偉くなりすぎた」ということです。
人間がトップ(神)に成り上がり、善悪を「自分軸で」判断するようになった。
これすなわち、旧約聖書で、アダムとイブがエデンの園から追放された寓意と同じことですよね「善悪を知る知恵の木の実」を食べたということ。
手にしたのは「知恵」であって、決して、奥深い「智慧」ではないんです。
今の段階でひとつ申し上げておくと、「聖霊を受けられるだけの信仰の器をつくる」ということです。
この点、学びを深めておきたい方は、(最近よくお勧めしていますが、)、カール・ヒルティの『幸福論』をこの機会にじっくり読み込んでおくことをお勧めいたします。
コメント
コメント一覧 (2件)
ご質問ありがとうございます。
当サイトは純粋に学問のサイトではありません。「真理スピリチュアル」を謳っておりますので、どうしても”スピリチュアル的判断””リーディング的判断”が入ってきます。そうすると、「現時点では実証はできない」という面はやはり出てまいります。
科学者の中には、「新型コロナウイルス中国共産党が作ったもの」と断定する方々もいらっしゃいます。
なかなかマスコミに出ている二次情報では判断がむつかしいところであるのは承知しています。
何年か経てば、少なくとも20年以内には歴史の判定としてそうなっていくと思います、としかお答えできません。よろしくお願いいたします。
一つ質問があります。なぜ、新型コロナウイルスのことを「中共ウイルス」と呼んで、中国の人工生物兵器であるという説を支持しているのでしょうか?仰る通り、中国の作ったウイルスなのかもしれませんが、あくまで現時点では蓋然性が高いというだけで,中国がウイルスを作ったという証拠はありません。少なくとも、世界の多くの科学者はその説を否定しています。にもかかわらず、こちらのサイトでその説を支持するというからには、何か決定的な証拠があるのだろうか?是非教えていただきたい。