仏教– category –
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仏教
仏教は霊魂を否定していない – 無我説解釈の誤りを正す
今回のテーマ、「無我」については、仏教において最大に誤解されている概念のひとつだろうと思います。それは、現代でもそうですし、過去の仏教史でも幾度も出てきた問題です。 その誤解とは、「仏教は無我を説いたのだから、死後の存在、霊魂を否定した」... -
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苦しみからの解放 – 仏教の智慧で根本から解決する
「人生でなぜ苦しくなってしまうのか?」ということについては、それこそ、日々、「どうしてだ!?」と悩まられている方が多いでしょう。 人生の苦しみ、生きていくことの苦しみに日々押されて、あっぷあっぷになってしまい、自己啓発書などに解決を求める... -
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悉有仏性と悉皆成仏の違いとは? – 天台本覚思想批判
結果平等はやる気をなくさせる ちょっと前に、とある小学校の運動会でこんなことが話題になりました。 「ゴールするときに、一等の子とビリの子がいるのは差別です。なので、仲良く手をつないでゴールインしましょう!」みたいな。 これは一見すると、平和... -
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仏教の無我の境地とは「没個性」という意味ではない
無我について、今回は実践論的な観点で書いてみます。 死後、群魂の中に溶け込んでしまうわけではない 無我について、一般的に勘違いしやすいのが、「自我を滅却するのだから、個性がなくなってしまうこと?」という解釈かな、と思います。 実際、マインド... -
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涅槃(ニルヴァーナ)に達するとは?わかりやすく意味を解明する
今回の「涅槃論」がおそらくは、上座仏教(テーラワーダ仏教)が釈尊の本意を誤解しているところの最大の論点である、と考えています。 涅槃=甘露=不死の等式 涅槃は、仏教の旗印である三法印もしくは四法印のひとつです。 三法印は、 諸行無常:... -
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お墓・仏壇にはスピリチュアル的に意味があるのか?
先祖供養にからめて、「お墓・仏壇」のスピリチュアル的意義をネオ仏法的に解説していきます。 釈尊没後しばらくは、そもそも仏像は作られていなかった もともと、釈尊の仏教では、先祖供養についてそれほど深入りしていたわけではありません。葬式につい... -
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仏教と倫理を巡る問題 – 有漏善と無漏善についての考察
福徳を積むことは解脱・涅槃に資さない?? 最近、『大乗非仏説をこえて: 大乗仏教は何のためにあるのか』(大竹晋・著)という本を読んだのですけどね。仏教に興味がある人にとっては結構話題になっている本であるようです。 この本の趣旨を一言でいうと、... -
仏教
戒名は馬鹿らしいって本当? – 葬式・読経も含めてスピリチュアル的に検証してみた
最近、親類で法事があり、お葬式について改めて考えるところがありましたので、今回は、「戒名・葬式・読経」をテーマに書いてみますね。 関連する話題として、「仏壇・お墓」については別記事で書いていますので、参考になさってください。 *参考記事:... -
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阿羅漢と仏陀の違いとは。そして菩薩の登場
阿羅漢(アラカン)と仏陀、菩薩の違いとは? ”阿羅漢”と”仏陀”はオリジナルでは違いはなかった 阿羅漢という言葉自体は、仏教オリジナルではなくて、仏教以前のインドですでにあった言葉です。 阿羅漢とは、”覚者(かくしゃ)””聖者”という意味であって、... -
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テーラワーダ批判 – テーラワーダ仏教は部派仏教の一派の流れに過ぎない
現代の仏教を論じるにあたり、テーラワーダ仏教の存在を抜きに語ることはできません。 テーラワーダ仏教とは、「上座仏教」「南伝仏教」とも言いますが、現在では、スリランカ、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジアなどで広まっている仏教です。 日本で... -
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マインドフルネス瞑想の効能と実践
マインドフルネスとは? マインドフルネスについてはご存知の方が多いでしょう。 もともとは、上座仏教(テーラワーダ仏教)で「仏陀の瞑想」とされているものを、そのままのカタチで、あるいは、宗教の枠を超えて、心理学やうつ病治療などの現場でも応用... -
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預流果 ー 聖なる世界へ還るためのメソッド①
この世(現象界)での生き方が、あの世(実在界)でいかなる世界へ還るかを決める!ということは、何度かお話しています。 当サイトでは、実在界の構造として十界(じっかい)を採用していますが、こちらのほうは大乗仏教の分類です。 *「天台智顗(てん... -
仏教
自由と平等の矛盾・対立を解消するのは”輪廻転生”の思想
自由と平等は、現代では(少なくとも民主主義社会では)当たり前の権利として説かれていますが、実感として、「自分は自由を満喫しており、平等を享受している」と思える人はほとんどいないのではないでしょうか。 自由と平等というのは、もともとは、フラ... -
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仏教における”識”の意味 – 合理的知性と神秘的知性
仏法は合理主義と神秘主義が両立している スピリチュアルと「頭の良さ」というと、一見、あまり関係のないことだと思われるかもしれません。 アニミズム的なイタコさんや、戦前・戦後の新宗教の教組は、頭が良いというわけではないのに、「神がかってくる... -
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一念三千論 – 天使が悪魔になり、悪魔が天使になる!?
「今、この瞬間に」霊界のどこかの層に心が繋がっている 仏法では、現実世界での心の在り方(一生を通じての平均値)が、来世、赴くべき世界を決めるとされています。 そして実は、もっと言えば、「今、この瞬間に」霊界のどこかの層に心が繋がっているん... -
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般若心経は”やばい”功徳がある?
お経の読誦・写経の功徳について 仏教のお経は、建前上、すべて仏説ということになっていますので、少なくともインド起源の原典であるはずです。 まあでも、これはやはり建て前であって、何かしら根拠があるにせよ、西域や中国などで編纂されて「仏説」と... -
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共業、不共業とは? – 仏教に学ぶ天災・疫病の原因
共業(ぐうごう)と不共業(ふぐうごう)の意味は? 原因と結果の法則によって運命が作られてゆくこと。これを、仏教では”カルマ”あるいは”業(ごう)”と呼んでいます。 ちなみに、本来の、”カルマ”・”業”は「行い」というだけの意味だったのですが、そこ... -
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実感ベースでの中道。「まんざらでもないな」「まだまだだな」
実践における中道 仏法としての中道については、いくつかの記事で、ご説明したことがあります。 参考記事:「苦楽中道 ー ミクロとマクロの悟りへ」 ただ、理論ではなくて、日常生活において、実感において、自分が中道に入っているかどうかをどのようにチ... -
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平等性智への階梯 – 平等知→差別知→平等性智へ
天界下段界(てんかいげだんかい)の平等知 平等性智については、唯識派という仏教学派において、四知(大円鏡智(だいえんきょうち)、平等性智(びょうどうしょうち)、妙観察智(みょうかんざっち)、成所作智(じょうしょさち)の一つとして知られてい... -
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三法印瞑想でこころの安らぎを得る(涅槃寂静編)
この2つの記事の続きです。 参考記事:「三法印瞑想でこころの安らぎを得る(諸行無常編)」 参考記事:「三法印瞑想でこころの安らぎを得る(諸法無我編)」 涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)とは 涅槃(ねはん)というコトバは、これまた仏教で誤解され... -
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三法印瞑想でこころの安らぎを得る(諸法無我編)
「三法印瞑想でこころの安らぎを得る(諸行無常編)」の続きです。 諸法無我(しょほうむが)とは 諸行無常が、おもに時間軸のなかで、「変転・変化」を観じていくのに対し、諸法無我は、おもに空間軸のなかにいる”われ”を認識していく方法です。 …という... -
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三法印瞑想でこころの安らぎを得る(諸行無常編)
三法印瞑想とは 三法印(さんぽういん)は文字通り、「3つの法の印」ということで、「仏教の特徴はこの3つ教えに集約されますよ」、ということです。逆に言えば、三法印が説かれるところに仏法あり、とも言えるわけですね。 ちなみに、三法印は、超訳ざ... -
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龍樹菩薩の八不中道で「空」を理解する
龍樹(ナーガールジュナ)とは? 龍樹(りゅうじゅ)は「龍樹菩薩」とも呼ばれますが、実在の人物です。2−3世紀のインドの学問僧ですね。 元のサンスクリット語読みでは、「ナーガールジュナ」と呼ばれます。 釈尊没後、「無我」の思想が、「我が無いの... -
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色心不二(しきしんふに)ー 幽霊が血を流している理由は?
肉体→幽体→霊体という”衣服”の変遷 今までの話では、「肉体は仮の乗り物で、あの世でエネルギー体として存在しているのが、私たちの本当の姿」と説明していたじゃないですか。 もちろん、コレ、うそではないですよ。 でもね、 悟りというのは、けっこう重... -
仏教
業・カルマの意味は、結局、習慣論に落ち着く
前回の記事で、「声聞は「広く真理知識を求めるという思い・行為が、心の癖・傾向性にまでなっている」ということになる」と述べました。 少し、分かりにくかったかもしれませんが、要するに、菩薩界の直前に阿羅漢(声聞、縁覚)という言わば、「菩薩(天... -
仏教
悟りの52段階(菩薩五十二位)とは?- あなたも菩薩になれる!
ネオ仏法では、繰り返し、「私たちはその気になれば、今回の人生でも菩薩(天使)になることができる。狙わないのはかなりもったいないことです」と述べています。 その私が申し上げている”菩薩(天使)”とは、広義の菩薩のことです。狭義の菩薩、菩薩界の... -
仏教
”苦楽中道 ”の意味を分かりやすく説明するー ミクロとマクロの悟りへ
今回は、釈尊が29歳で出家を決意してのち、成道(じょうどう=悟り)に至るきっかけになった「苦楽中道」について語ってみたいと思います。 この苦楽中道もそうですが、仏教において、スピリチュアルにおいて、”中道”を理解することは、修行論のみならず、... -
仏教
十二縁起(十二因縁/十二支縁起)の分かりやすい覚え方と現代的意義
十二縁起(十二因縁/十二支縁起)の成立 釈尊が修行方法としての「苦楽中道」を発見後、菩提樹下でどのような瞑想を行っていたかというと、この十二縁起を観察していたと言われています。 十二縁起は、十二因縁あるいは十二支縁起と言われることもあります... -
仏教
六根、十二処、十八界 ー 仏教の認識論 ー
今回のテーマは仏教の認識論です。 ごく一般的な認識論の基礎は、「認識論ー対人関係にも生かせる哲学」という記事で書いたことがあります。 簡単に復習すると、主体と客体の関係は、 主体→→→→客体 という単純な図式ではなく、 主体→→認識の世界→→客体... -
仏教
縁起の理法とは何か – ダルマを「存在と時間」に分けて解釈してみる
「存在と時間」と言いますと、20世紀最大の哲学者と呼ばれているハイデガーの『存在と時間』を思い出しますよね。 今回は深入りしませんが、ハイデガーの『存在と時間』は非常に仏教思想に通じるところがあると思っております。 ハイデガーは同著で「存在...

